未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧書籍のご案内
   
最新記事
2024/02/13
創作関係の呟き:「ドアを押すとドアが開いた」 
2024/02/12
TRPGプレイ記・CoC「黒き森の獣神」 
2024/02/11
イラストをいただきました 
2024/02/10
TRPGプレイ記・混沌の渦ドゥームズデイ「サクソン槍の奇妙な事件」 その1 
2024/01/11
コラボイラストをいただきました3 

創作関係の呟き:「ドアを押すとドアが開いた」

 X《ついったー》で呟いていた分をまとめておきます~。

「ドアを押すとドアが開いた」文について、私の場合、行動(ドアを押す)から結果(ドアが開く)が容易に導き出されるにもかかわらず、両方をわざわざ並べて書きたくなることもあって、

(1)ドアに特筆すべき理由がある:他の出入り口は引き戸ばかりで押すタイプは珍しいとか、ものすごく重い扉だとか(続
posted at 2023/12/8 23:31:11
(2)行為者に特筆すべき理由がある:ドアをあけることを禁じられているとか、貴人で今まで自分でドアをあけたことがなかったとか、
(3)押してからひらくまでの時間の経過を表したい場合、勿体ぶりたい場合、とか。

勿論、くどくならないようもっと言葉を選んだり文章の組み立てを工夫したりするけど。
posted at 2023/12/8 23:33:17
ただ、まあ、上記みたいな特別な理由がなければ、普通に「ドアをあけた」ですませるかな。もしくは、「ドアを押した」からドアの向こうの情景描写に移るとか。ドアに殊更に注目させたいわけでなければ、サラッと流すと思う。メリハリ大事。
posted at 2023/12/8 23:40:06
 文法を間違えているんじゃなければ、小説の書き方に絶対的正解ってのは無いと思ってるんで……。
 忘れた頃に話題がまわってくる「同じ文末が続くのはNG」てのも、時と場合による、としか言えない派です。

@sousakuTL リドルの舞台となっている大学は、公立大阪総合大学、という名前です。今のところ作中でドーンと明記する予定はないので、単なる設定上のものです。都合が悪くなったら、しれっと変更する可能性もあります。
posted at 2023/8/31 21:55:03
@sousakuTL 舞台となるのは国公立大学がいい。場所は身近な関西で。都道府県名を作中に出しても実在の大学と同一視されないよう、国立は却下(国立奈良大学も一瞬考えたけどややこしいので諦めた)。となると、府大と市大の二つの公立大学がある大阪は、イメージの固定を避けることができて好都合だったんですよ。
posted at 2023/8/31 22:00:36
@sousakuTL 合併して一つになるとか、笑うわw
posted at 2023/8/31 22:01:41
@sousakuTL そんなわけで、市大と府大の要素をちょこちょこ取り入れつつ、作劇に都合がいいようにあれこれいじって、架空の公立の大学をでっちあげました。メインキャンパスには文学部、経済学部、理学部、農学部、工学部。別キャンパスに医学部と薬学部、獣医学部もあるよ!
posted at 2023/8/31 22:02:59

#作家は経験したことしか書けない
君みたいに勘がよくて口が軽い人間が一番困るんだ。記憶操作は難しいわざではないが、大勢を相手にするのは大変だからね。よし、いいかい、「作家は経験したこと以外も書くことができる」この世界は一度も滅んでいないし、君は今でも自分の肉体で生きている。いいね。
posted at 2023/12/13 09:06:00

自創作のマッドサイエンティスト枠って誰かな、って考えてみたら、ロイは本業以外に気をとられすぎだし、モウルはまだまだ伸びしろがあるし、マンガスはマッドのジャンルが違うし、該当者なしかなと思ったけど、切々と~のユールがいたわ。いた。
posted at 2023/12/18 20:37:02

@sousakuTL 「胸いっぱいに息を吸い込む」ってフレーズが頻出なことに気づいたんだけど、前後300行あいているなら、まあいいか……。
posted at 2024/2/4 10:14:40
昨日の「よくやったぞ自分」ポインツの一つ。

プロットでの台詞「自分がこんなにも弱い人間だったとは思っていなかった……」
 ↓
実際に書いた台詞「俺は、こんなにも弱い人間だったのか……」
posted at 2024/2/4 10:29:15

拍手
 

TRPGプレイ記・CoC「黒き森の獣神」

きしまさんKP(キーパー。ゲームマスターのこと)での、CoC(クトゥルフ神話TRPG)「黒き森の獣神」プレイ記です。
13世紀のポーランド北部で従軍司祭になってまいりました。

PL(プレイヤー)およびPC(プレイヤーキャラクター)は以下のとおり。

騎士 アルフリート・フォン・ルードヴィッヒ(PL:戴星さん
 62歳の老騎士。十字軍にも参加したことがあるそうな。貫禄のあるところと飄々としたところをあわせ持ったナイス爺ちゃん。

従騎士 狐のヴォイチェフ(PL:水波流さん
 25歳のベテラン従騎士。探索に戦闘にとても頼もしい存在、なのに、最後の戦闘でのファンブル(大失敗)連発の印象も大きいのが、キャラ造形的に美味しいと思いました。

従軍司祭 ニクラウス・マカチュ(PL:テイクさん
 40歳の従軍司祭。温和な見た目を裏切るSTR(筋力)17の、脱いだらムキムキマッチョマン。信仰という名のメイスで敵をボコ殴りにする、頼もしい先輩。

従軍司祭 タヴェタ(PL:私)
 25歳の従軍司祭。小柄で体力が無くて腕力も中の下、EDU(教育)偏重の知識オタク。趣味は料理。名前はきちんとポーランド人っぽくつけましたよ!

(今回は時間がなかったので、表情差分はナシです)

昨晩はきしまさんKPのCoC『黒き森の獣神』に参加しました! 舞台は13世紀のポーランド北部、森林地帯。ドイツ騎士団の一員になって古城で食材を探してました。知識ヲタクで料理が趣味な胃腸の弱い従軍司祭です。前編にして既にさくさくSAN値が減ってるんですが、生き延びて美味しいご飯が食べたいです。

posted at 2024/1/31 08:10:41

きしまさんKPのCoC『黒き森の獣神』、PL:水波流さん、テイクさん、戴星さん、私、なんとか全員生還いたしました! 楽しかった!! 成功率八割だった応急手当を失敗しまくったけど、神学技能で奇跡の01クリティカルを出して司祭の面目を躍如できた…はず。それにしても出目の振れ幅が大きかったなあw
posted at 2024/2/1 08:45:30
 ※01クリティカル:D100(ダイスで 1~100の数字をランダム出力)で、自分の持つ技能値以下を出すことができたら成功、というダイスロールで、01を出すこと。奇跡的な大成功、という扱いになる。
戦闘時、パイセン司祭と我がPCのDEX(敏捷性)が同じだったのでD100でDEXの小数点以下を設定することになり、ダイスロール失敗続きだった私が「任せてください、大きい数を出すのは得意ですよ!」と振って出た数が17だったの、自分でも面白すぎると思いました。(戦略的に私のPCが早く行動したかった)
posted at 2024/2/1 09:02:04

 タヴェタ、01クリティカルのあとも、同じ局面の同じ行動を連続成功させていて(まぁ、神学技能は70ある=成功率七割だし)、むっちゃ司祭らしいやん!って調子づいていたら、ここぞという時にきっちり失敗して、皆さんに「こうなるんじゃないかと思ってました!」って言われましたw 「きっと二つ以上のことが同時に行えないんですよ」とも言われたけど、身に覚えがありすぎるww

 ヴォイチェフさんは、別行動の人間が拾い損ねた情報をあとから拾い直してくれたり、しなければならないことをしっかり成功してくれたり、すごくありがたかったです。
 タヴェタと一緒に行動した際、ヴォイチェフさんは騎士団の仕事はきっちり完遂したものの、そのあとの個人的な作業に失敗してしまってたんですが、これきっと前半の仕事を頑張りすぎて疲れてしまったんだろうな、なんて勝手に思っていました。え? タヴェタ? 勿論、前者に失敗して後者はちゃっかり成功してましたね!

 隠れムキムキ司祭ニクラウスさんは早々に一時的狂気に陥り、老騎士パンチを受けてなんとか我を取り戻していました。その時の怪我をタヴェタが自信たっぷりに応急手当(成功率八割)をし、見事に失敗したのもいい思い出です( ˘ω˘ )
 正気に戻ったニクラウスさんが「(アルフリートに殴られた場所が)なんか痛いぞ?」と首をかしげている横で、アルフリートさんが「不思議だのう」とすっとぼけていたのが、実によかったです。途中で「儂もそろそろ引退か?」とか言っておきながら、いざという時に敵にクリティカルヒット飛ばしてるのも最高でした。

 戦闘の際、絶好調で「信仰で殴ります」とメイスを振るっていたニクラウスさんですが、騎士や従騎士とちがって司祭の防具はよわよわで、受けたダメージを装甲で弾くことができず、あえなく死の淵に両足を突っ込む羽目に。タヴェタの治療でギリギリで生還したニクラウスさん、「神に逢ってきた」とか言っているすぐあとに、いろいろあってまた正気を失って60時間妄想にとりつかれてしまってましたね……。
 タヴェタ「『我は神の子なり』は解釈違いなんですよ先輩……」

 ネタバレになるから詳しくは語りませんが、ヤバい情報に司祭二人だけが気づいたのも、とてもエモかったです。ダイスの神様、いい仕事するなあ。
 王道CoCという感じのシナリオがとても面白かったし、時に優しく時に容赦ないKPの采配がホントに絶妙のバランスで、荒ぶるダイス運も合わさって、ずっとわくわくはらはらしどおしでした。
 楽しい時間をありがとうございました!
拍手
 

イラストをいただきました

 羽鳥さんにいただいた「九十九の黎明」(カクヨム / なろう)のイラストをサイトに掲載いたしました!

 →頂き物 九十九の黎明 ウネン

 ワンドロチャレンジで描いてくださった、とてもとても可愛いウネンです。切ない表情が最高ですよ……最高。

 羽鳥さん、素敵なイラストをありがとうございました!
拍手
 

TRPGプレイ記・混沌の渦ドゥームズデイ「サクソン槍の奇妙な事件」 その1

 先月20日に参加したオフラインでのTRPGセッションの記録です。
 場所は大阪梅田のボードゲームカフェ「アルケリンガ」さん。店内の雰囲気がとてもいいし、スタッフさん達は気さくで親切だし、素敵なお店です。オススメ!

 レフリー(ゲームマスターのこと)はピピンさん。PL(プレイヤー)およびPC(プレイヤーキャラクター)は以下のとおり。

エルドレッド(PL:のゆさん
 サクソン人の探索者。一行の中で一番年長の、迫力あるお顔(特性:豚っ面)をしたお医者さん。

アルフレッド(PL:西岡さん
 同じくサクソン人探索者。農民出身の射手。エルドレッドを「兄貴」と呼んでいる。我がPCとは同い年。

ドロゴ(PL:私)
 ノルマン人の小貴族で、「名家」で「小悪魔」な元騎士。盛りすぎやろ、と自分でも思いますが、全てはダイスの神様の思し召し……。

昨日アルケリンガさんで、ピピンさんGMのTRPG混沌の渦ドゥームズデイ「サクソン槍の奇妙な事件」に参加しました。久々のオフセ! 私のPCは元騎士のドロゴ。先輩探索者エルドレッド(PLのゆさん@NoyuBH)&アルフレッド(PL西岡さん@t_nishioka0628)とともに11世紀末イングランドを冒険してきました!
引用ツイ>twitter.com/a2cmyarn/statu…
posted at 2024/1/21 14:37:31
舞台は1086年のヨーク。テーブルに広げられた地図にテンションが上がります。町の様子や人々の生活など細やかな描写のお蔭で臨場感もたっぷり。征服者ノルマン人と被征服者サクソン人という二層構造のままならなさを味わいながら、不気味な事件の謎を追うのが楽しかったです!
引用ツイ>twitter.com/NoyuBH/status/…
posted at 2024/1/21 14:40:59
シナリオ進行そのものは勿論のこと、準備段階であるキャラメイクもすごく面白いんですよ。ダイス任せ運任せでキャラクターが決まっていくのは、まさに人生の「何が起こるかわからない」感そのままです。
まず人種、次に社会階級。私はノルマン人の小貴族という恵まれたポジションでスタートしました。
posted at 2024/1/21 14:43:44
次にD100(1~100の数字をランダム出力)で、生まれながらの特性を三つ(場合によっては二つ)決めるんですが、私はそこで「小悪魔」なんてものを引いてしまいました。異性にモテて同性に嫌われるという。案の定、男性相手の聞き込みに苦労したんですが、金の力や虎の威をチラつかせて解決するよ!w
posted at 2024/1/21 14:45:50
特性が決まればいよいよキャリアの構築です。開始は13歳、社会階級ごとに用意されたキャリア表からD100で最初の職業が決定します。その職業で定められた年数を過ぎるとまたD100を振って、その仕事を続けるか転職するかが決まります。確率は低いけど農民が司祭になることもあるというね。これぞ人生。
posted at 2024/1/21 14:48:51
キャリア一段階ごとに、能力を磨いたり資産を得たりするほかD100でイベントを一つ選ぶんですが、火事や博打で一文無しになるとか、逆に臨時収入を得るとか、なかなか波乱万丈です。騎士のイベントって、今あらためて見たら怪我だの捕虜だの危険なやつが多いのに、ドロゴは平和なものが殆どでしたわw
posted at 2024/1/21 14:49:47
で。そうやってしかるべき年数キャリアを積んだのち、〈超自然との遭遇〉が起こります。怪奇現象を経験することで、キャラクターは探索者の道へと足を踏み出すことになるのです。決定は「超自然現象遭遇表」からD100で。人体発火現象とか首無し騎手とか、表を見ているだけで中二ゴコロが疼きましたw
posted at 2024/1/21 14:51:43
歴史上の人物が登場したり歴史的事件が語られたりするのもすごく楽しかったです!
今回ドロゴは、暗い夜道に一人きりで「痛い!」「怖い!!」って半泣きになっているところで次回に続く、となったので(我がキャラながらとてもオイシイ)、続きがすごく楽しみです!!!
posted at 2024/1/21 15:03:52

 差別意識ガチガチのキャラにする気はないけど、しかしこの時代どうしても身分や人種の壁というものは存在するわけで。でもPL的には、ギスギスした雰囲気のパーティで冒険したくない。
 苦肉の策で、キャラメイク時に話題になったパン(「パンが勝手に黒くなる」という超自然現象を見たことでドロゴは日常の陰に潜む混沌の存在を知り、探索者となった)から強引に繋げて、「パンが好きで粗末にしない奴はいい奴! そもそもパンが黒くなったことにはノルマンもサクソンも関係なかったし、同じ探索者ということは同じ立場!」というスタンスで行くことにしました。のゆさんの「パンは好きかい」レポマンはこういうことですw
 でも、仲間が「ノルマン人か……」って気後れしていることには気づかないのは、彼が平等主義だからというわけではなく征服者側の人間だからだろうな、と思ってロールプレイしてました。恵まれた立場の者に特有の視界の狭さと傲慢さ、みたいな。

 とりあえず、ノルマン人の元ボンボンに求められているのはサクソン人に対して偉そうな態度をとる奴の矢面に立つことだな、と思ったので、積極的に前に出るようにしてたわけですが、PCにとってはそれが当たり前の行動だというのが面白かったです。アルフレッドやエルドレッドと一緒になってPLも「こいつマジお坊ちゃん」と思ってるというねw

 それにしても、シナリオが進んでノルマン人が支配者側であるという社会構造が容赦なく浮き彫りになるたびに、この調子のいい元ボンボンの立ち位置に悩まされました。
・貴族が使用人を使うのは当たり前だと思っている。が、使用人の安全に気を配れないのは三流。皆を幸せにしてこそ一流。
・ノルマン人がサクソン人を下に見るのは仕方がないとして、無能なノルマン人は真面目なサクソン人よりもクソ。
 ここらが落としどころかなー、って。特に後者は、PLとしては「言ってやったぜ!」感がすごく大きかったです。まぁ、聞き込みのために次回、同じ相手に対して「――とは言ったけど、やっぱサクソン人よりもノルマン人が上だよねー」とかなんとか話を合わせて懐柔する予定なんですがw

 後半、事件の鍵を握る人物から話が聞けそうな状況になったんですが、ドロゴは同性から嫌われる人生(特性:小悪魔)を背負ってるわけで。PL的には「パイセン二人に丸投げしたい(弱気)……しかしここはドロゴが説得する流れっぽいし……」って心境でした。
 そんな時に、仲間二人が口々に
「控えおろう」「この方を誰だと心得る」「チャールズ大帝に連なるご血筋ぞ」
と、ドロゴの特性:名家を前面に出して援護をしてくれたおかげで、無事交渉が成功! むちゃくちゃ嬉しかったと同時に「キャラメイクの時とかにシャルルマーニュ(チャールズ大帝)って単語が飛び交ってたけど、決定事項になったんだ……!?(※なってはいない)」と思っていたPLでしたw

 その他にも、NPCの怪我をエルドレッドが治療してくれたお蔭で話がスムーズに進んだり、PC達の油断につけ込もうとしている悪意をアルフレッドが見事に防いでくれたり、二人には山ほど助けられました。

「痛い!」「怖い!!」で心に傷を負ったドロゴですが、どうやらこれを癒すのはなかなか大変とのこと。暖かい南の島で老後をエンジョイするためにも、頑張って生き延びたいと思います!
拍手
 

コラボイラストをいただきました3

 綿野さん作「シダル 信念の勇者と親愛なる偏奇な仲間達」(カクヨムなろう)と、我が「九十九の黎明」(カクヨムなろう)の、主人公グループ全員集合!な年賀状をいただきました!!!!嬉しい!!!コラボイラスト三たび!!!(前回前々回

 見せびらゴホン公開する許可を得たのでババーンと披露します! 見てください!見て!!

 主線をなぞる銀色のインクがキラキラ光っているのがわかりますでしょうか。
 私の写真の腕前では、このキラキラを写そうとするとどうしても周縁部のピントが微妙になってしまうんですが、ご安心ください。画像データも別途いただきましたので、以下にババーンと貼りつけますね。



 剣の仲間五人のうち神官だけはまだうちのキャラと絡んだことがなかったので、いつか機会を見つけてお願いしちゃおう(強欲)って思っていたんですよ。新年早々に願いが叶いました!!ヤッター!!
 
 神官は、神の強い加護を受けた天才治療師です。豊富な医術の知識に加えて顕現術(≒魔術)や顕現祈(≒魔法)のわざも凄まじく、内臓が破裂したり胸に穴があいたりなんなら手足が多少欠けてしまったりしてもそれらを治すことができるほどです。
 だが。彼には圧倒的に生活力というものがない……そもそも体力もなければ運動神経もない……旅を始めた頃なんて気の毒なほど痩せぎすで、悪路に力尽きて勇者に負ぶわれることもありました。ほら、甘いお菓子だよ、もっとお食べ……。
 しかしメンタルの強さは半端なくて、悩み惑う仲間達の心を支える圧倒的包容力に、何度胸を打たれたことか! 理知に裏打ちされた揺るぎのない信仰が皆に与える救いに、ほんとうのさいわい、を垣間見たような気がします。
 
 ……そんなふうに、とりわけ逆境で輝く彼なので、このクロスオーバーほのぼの空間では両陣営の仲を取り持ったり仲間のフォローに回ったりするんだろうなあ、なんて以前から漠然と思っていたんですよ。絵を見た瞬間、まさに、まさに、とにこにこしてしまいました。木の枝で他人の頭をつつこうとしてる姿なんて見たら、絶対に止めに入ってくれることだと思います。ていうか、この状況だと神官以外に止める人いないのでは???
 
 勇者も神官と同じく止めに入るとは思うんですが、いかんせん今はオーリにバンデッラー式狩猟術(横倒しにした弓で三本の矢を同時に射る技)を教えている最中ですからね。ちなみにオーリは、こんな凄技の話を聞いたら絶対にソワソワ(※真顔のまま)するだろうし、教えてもらったら嬉々として(※表情には出ない)練習すると思います!
 
 賢者も、ウネンと地図を見るのに忙しそうですね。まぁ仮に手が空いていたとして、魔法使いに「やめなさい」と言いはしても止めに入りまではしないんじゃないかな……。
 ともあれ、基本が人間嫌いな賢者がウネンとお話ししてくれているのが嬉しくてたまりません! ウネンも賢者に色々教えてもらえて楽しいだろうなあ……(*´ω`*)
 
 そして、そして、宇宙猫モウルですよwww このボーゼンとした顔、何度でも見てしまうww
 こんな楽しいシチュエーション、吟遊詩人じゃなくても笑っちゃうに決まってます(そう、彼は魔法使いを止めることなく見守ってくれていました!)
 前回にあるとおり、魔法使いのこの行動は、警戒をちょっぴり解いてくれた証しなのです。よかったね、モウル (*´艸`*)

 綿野さん、素敵な年賀状をありがとうございました!
拍手
 

昨年の振り返り&新年のご挨拶

 新年おめでとうございます。
 年末年始の寝不足が祟って早速ダウンしてましたが、めげずに今年も張り切っていきたいと思います。

 昨年の創作活動を振り返ると、
 八月に「RはリドルのR」新作「サークル勧誘」 19,600字
 こちらは「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」への応募に合わせて書き下ろしたのですが、無事中間選考を通過することができました。なんとかこのまま最後まで行っていただきたいものです……。
(ちなみに、電子書籍『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』(パブリッシングリンク刊)は同じ大学が舞台で、リドルでは三回生の原田が二回生として登場するので、併せてよろしくお願いします!)(ちゃっかり)

 十一月には、イセカイフドキさんの創作小説ワンライ企画に参加して、三つの掌編を書きました。
ネズミ退治」 1,689字(「九十九の黎明」番外編)
秋深し」 2,126字(「渡座の祈り」番外編)
正鵠」 1,804字(「切々と望む」番外編)
 一時間での文字数最多記録が「正鵠」の1385字、ならば五時間使えば7000字弱書ける!……とはならないのが悲しいところ。

 去年の年頭の記事でも書いていた水面下のアレコレはまだもうちょっと引っ張りそうです。頑張る。

 また、一昨年に引き続き昨年もちょこちょこっとTRPGに参加いたしました。
平安CoC「黒妖の月」(2日目完結)
シノビガミ「焔立つ」(2日で完結)
 今年はオンセだけじゃなくてオフセにも参加できそうなので、すごく楽しみです!

 あと、ブログに社会見学レポを書いたので、以下にピックアップしておきます。どこか何かが創作のネタに使えるかもしれないし。
多田銀銅山遺跡
海上保安庁測量船「平洋」一般公開
JAMSTEC「よこすか」「しんかい6500」「うらしま」一般公開

 今年も去年以上に充実した一年を過ごせるよう努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
拍手
 

コラボイラストをいただきました2

 綿野さん作「シダル 信念の勇者と親愛なる偏奇な仲間達」(カクヨムなろう)と、我が「九十九の黎明」(カクヨムなろう)のコラボイラスト再び!! →前回はこちら

 今回はモウルと魔法使いという「警戒組」を描いてくださいました。
 片やニコニコよそゆき笑顔で、片やにゃんこみたいに(可愛い)「しゃー」って(可愛い)互いに警戒しています。



 モウルはよく喋るし社交的ではあるんですが、人と深く関わることに慣れてなくて、あの愛想の良さもある種の予防線を張っているようなところがあります。踏み込んで拒絶されるのが怖いし、踏み込まれるのが怖い、その結果のよそゆき笑顔ですよ。警戒心バシバシですよ。この絵の見事な解像度に全わたしが大喜びしています!!
 
 一方、魔法使いは妖精とも呼ばれるエルフです。彼らは基本的に人間社会とは離れたところで生きていて、人と会話するようなことはまず滅多にないとのこと。神託で〈剣の仲間〉に選ばれたこの妖精さんは勇者達にはとても懐いているけれど、「人間、嫌い」なんて彼らにこぼしちゃうぐらいには人間と相対するのが苦手なんです。
 ちなみに、魔法使いが仲間達をどう認識しているかを小説本文(第二部第一章)から引用すると――

勇者:狼みたい/毛の硬い、狼。ふさふさしていて、駆け回っていて……でも強い/犬の仲間だから……とても、素直
吟遊詩人:フェアリみたいだし、犬みたい……金色で、巻き毛の犬
神官:どんぐりの、精霊
賢者:森の暗いところに、棲む生きもの

 ――あまり人間と思ってなかった。
 そんな魔法使いがモウルを前にしたら、そりゃあ「しゃー」ってなりますよ!(可愛い)

 このイラストをいただいたあと、綿野さんから更に楽しいコメントをいただいたので、許可を得て引用しますね。
@typ1 (もう少し警戒がとけたら、魔法使いはモウルさんの髪を木の枝でつつこうとすると思いますので、その時はよろしくお願いします)
posted at 2023/11/28 22:02

 それに対する私のリプライ。
@akiwatawata (木の枝でつつかれた経験もシミュレートしたこともなかったと思うので、たぶん宇宙猫状態で固まってそうですね……)
posted at 2023/11/28 23:33

 こうなると、ちょっと図解?してみたくなるじゃないですか。

 たーのしーい!

 綿野さん、素敵なイラストと山盛りの幸せをありがとうございました!!!

(2024/1/11 追記)
 またまた綿野さんから「シダル」と「九十九の黎明」のコラボイラストをいただきました!
 →「コラボイラストをいただきました3
拍手
 

正鵠

 本日11/26に行われたイセカイフドキさんの創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」3日目参加作です。
 開催時間中に書けたところまで一旦投稿して、あとから少し加筆しました。どこをどう加筆したかは、掌編本文のあとに記しています。
 ※ワンライとは、制限時間一時間でお題に沿った作品を書き、決められたタグで投稿するX《ついったー》上でのイベントです。



 
 伝統を重んじる人間や地位を剥奪された者達が聞けば烈火のごとく怒るであろうが、私は、帝国がこの地を征服したことを悪しからず思っている。一つは、子供達に読み書き計算といった基礎教育を施すことが義務づけられたこと。もう一つは、不安定かつ無軌道に膨張するばかりだった私塾を一箇所にまとめ、系統立った学問として成り立たせる道筋ができたことだ。
 帝国以前は領主の城として使われていた建物の、古い石積みの壁を眺めながら、私は未来に思いを馳せた。おそらく後世の人間によって、今この時は歴史の新たな章の始まりと記されるであろう。歴史学者としては、その最初の一ページを、いかに有意義に……
「ちょっと、聞いてよ、ユエト!」
 私の物思いは、甲高い叫び声で中断された。もう二十歳を過ぎているいい年だというのに、子供のような言動が目立つ学生、ユール・サラナンだ。教員室兼研究室に飛び込んできた彼は、先刻から黙々と文献を読み込んでいたもう一人の学生のもとへ真っ直ぐにやってくると、大きな音を立てて机の天板に手のひらを打ちつけた。
「政治学部のナントカって奴が、過去の納税方法について色々質問してきたから、ざっと教えた上で参考図書までまとめてやったのに、間違えてるんだよ!」
 ちらりと学友を見やったユエト・サガフィは、視線だけで相槌を打つと、再び作業に戻る。勤勉な上に何事にも動じない、実に優秀な学生だ。
「人頭税を導入したのはアルサス領! だから隣のケネル領に吸収されるようなことになったんだって! さてはあいつ、一次資料に直接当たらないで僕の書き付けを適当に切り貼りしやがったな!」
 一方、対照的にこぶしを振り回しながら口角泡を飛ばすユールだが、彼もこう見えて、とても優秀な学生なのだ……。時々信じられない思いに駆られてしまうが。
「だいたいだよ、あれこれ訊いてきたんだから、発表前に僕に『こんな感じになりました』ぐらいは報告に来たっていいと思うんだよ。んじゃ、こことこことこことここが間違ってて、ここからここまでの記述が変だ、って指摘することもできたのに!」
 そこまで間違いが多いとなれば、まあ、彼の怒りはわからないでもないが……。
「そもそも質問に来た時からあいつは間違ってたんだよ。歴史ってのは、ルドスの歴史、とかヌルジの歴史、みたいにそれぞれが独立した紐みたいに存在しているわけではない、って言ったら、『それだとまとめにくいから、簡潔に頼む』って言うだろ。余計にややこしくなって混乱するよ、って忠告したら、『わかってるって。紐と紐で布地を編むようなものだろ』なんて、上手いこと言ってやった、みたいな顔していたけど、出来上がった布は穴だらけだし、それに、たった二本だけの紐を使って歴史を語れるわけがないんだよ!」
 ああ、まったくもってそのとおりだ。だからこそ歴史を学ぶのは面白いのだ。いや、他の学問にしても同様だろう。我々ヒトという存在自体が、複雑怪奇極まりないのだから。一を聞いて解ったような気になるようでは、この先が思いやられる。
 とは言え、いくらユールの意見が納得のいくものだとしても、学友の学びの邪魔をしてよいわけではない。私はトントンと指で机を叩いてから、依然滔々と語り続けている彼に話しかけた。
「ユール、君の考えは充分にわかったから、もうこれ以上ユエトに当たらないでやってくれ」
 途端にユールがピタリと口をつぐんだ。珍しく素直に私の話を聞いてくれたのかと思いきや、しばしの沈黙を経て、なにやら思案深げに顎に手をやる。
「――いや、待てよ、織物だったら、沢山の縦糸を各々の地域に当てることができるな……?」
 紐と布のたとえ話がまだ続いていたのか。
「その場合、横糸は何だ」
 ユエトまでもが話題に加わってくる。しかしまあ、その気持ちはわかるとも。私も今ちょうど、横糸は何かな、と思ったところだ。
「んーと、時間の流れ……? いやでも、ちょっとそれには当たらないかな……」
 私はそっと溜め息を吐き出した。当初の望みどおりユールが矛を収め、部屋の中が落ち着きを取り戻したからには、これ以上苦言を呈するわけにもいくまいて。
 気を取り直した私は、愛弟子二人にあらためて正面から向き合った。今しがた考えついたばかりの譬えを、いそいそと披露する。
「ならば、組紐はどうだね」
 二人の表情がパアッと明るくなるのを見て、私は満足感とともに大きく頷いた。
 
 



 ふどらい企画三日目にして、ようやくワンライっぽいワンライができたような気がします。
 と言っても制限時間内に完成させることはできず、最後のほうが台詞の羅列になってしまったので、あとから加筆修正していますが。
 ちなみに加筆前の文章は以下のとおり。

 オチに至る部分が全然足りてない。頑張ったんだけどなあ、一時間ではこれが限界でしたね……。

 使用したお題は「当たらない」。
 色んなバリエーションの「当たらない」を盛り込むつもりでしたが、結局3つしか入れることができませんでした。

 1日目や2日目の経験を踏まえて、今回はまず台詞だけをオチまで書き出しました。
 地の文は、視点が明確な一人称を選択。描写を絞ることができる代わりに、油断すると人物説明がとってつけたようになってしまいがちなところを、ユールというキャラの勢いのお蔭で、なんかこう上手いこと誤魔化せたように思えます……誤魔化せてたらいいなあ……。

 このたび初めてワンライに挑戦しましたが、一時間って本当にアッという間に過ぎてしまいますね。
 この短い時間にきっちりと作品に仕上げている方々には、ただひたすら尊敬するばかりです……爪の垢ちょっと分けて……。
 大勢でわいわいにぎやかに時間やお題を共有して書くの、お祭りみたいでとても楽しかったです!
 素敵な企画をありがとうございました!!


【関連記事一覧】
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」1日目参加作◆ネズミ退治
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」2日目遅刻作◆秋深し
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」3日目参加作◆正鵠
拍手
 

秋深し

 11/18に行われたイセカイフドキさんの創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」2日目に参加……しようと思ってネタをふんわり考えていたけどうっかり参加し損ねたから、一夜明けて独りでワッショイした掌編です。
 ※ワンライとは、制限時間一時間でお題に沿った作品を書き、決められたタグで投稿するX《ついったー》上でのイベントです。



 
「寒くないのか」
 早朝、いつもの服装で現れた鬼術……魔術師達四名の姿を見て、少女は目を丸くした。
 ここは〈水の掌〉。「掌」という言葉は、神へ祈りを捧げる人々の集団そのものを指すこともあるが、この場所は会所、いわゆる礼拝堂である。北の帝国からわざわざ祈術を学びにやってきた四人の留学生達は、寝泊りしている町長の別宅から、こうやってこれから毎日、〈水の掌〉を始めとする各掌をまわって祈り手の話を聞いたり手伝いをしたりするということだった。少女――サヴァはまだ十三歳だが、帝国出身の父を持ち彼らの言葉がわかることから、その指導役に任命されたというわけだ。
 今朝はこの秋一番の冷え込みで、サヴァは寝床を出るのに、椰子の実を叩き割るほどの勢いを必要とした。夏場は日よけに使った方布を首に巻き、上着の下に胴衣も着込んできたというのに、色白でひょろりとした日陰の豆の芽のようなこの連中は、上着も無しで平然とした顔で立っている。
「大丈夫!」と一番体格のましな茶髪緑眼が胸を張った。続けて帝国語で『ちょっと寒いかなーとは思うけど、十一月でこれぐらいだったら、冬も楽勝っすよ、ねえ、サヴァちゃん』と笑う。
「サヴァ『さん』」
 その横から砂色の髪の青年が、やや低い声で訂正を入れる。彼――ラーノは先遣隊として以前一箇月ほどこの町に滞在していたため、サヴァは彼のことを比較的よく知っているが、こんな声を聞いたのは初めてで少し驚いた。
「言葉遣いに気をつけるよう、言ったでしょう」
 ラーノは同じ言葉を帝国語でも繰り返す。クナーン語の時よりも丁寧さが心持ちそぎ落とされた言い回しを聞き、サヴァはもう一度目をしばたたかせた。
『そう言うけど、こんな可愛らしい子相手に、そんな堅苦しいのってさぁ』
『君は、教授相手にもそういう話し方をするのかい?』
『や、まさか』
『教えを乞う相手、というのは同じだよ』
『……わかったよ、団長殿』
『あと、できる範囲でいいから、クナーン語を使うよう心がけよう』
 はーい、とぞんざいな*返事をした茶髪が、ラーノが背を向けた途端にこれ見よがしに肩をすくめている。なんだあいつは、とサヴァは思わず眉間に皺を寄せた。
「今朝は急に冷え込んだな、とは思いますが、気温に対して風がぬるいですから、ごれぐらいなら大丈夫ですね。日が高くなれば、温かくなるでしょうし」
 ラーノが律儀にも先ほどの気候の話題を引き取った。
「暑くなったら、脱げばいいんだ」
「それはそうですね」
 再会して四日、ようやく見られたラーノの笑顔に、サヴァもつられて口角を上げる。
「夏と違って雲が出ることも多いから、そういう日は昼間になってもあまり温かくはならないぞ」
「冬場に雨が降るんですよね」
「ラーノが来る前の日もちょっと降ったぞ」
 彼は、祈術のこと以外に、こういう日常的で些細な話を聞くのも好きなのだ。サヴァはすこし得意な気分で、右手を空に差し伸べると、意識を指の先から空へと広げた。大いなる恵みへの感謝と、大地に満ちる命への思いとを、いにしえのことばで縒り合わせて風に放つ。
 サヴァが目をあけると、ラーノが眩しいものでも見たかのように目を細めていた。他の三人の魔術師も、不思議そうな表情で辺りをきょろきょろと見まわしている。
「午後にでもまた雨が通りそうだ」
 そうサヴァが言った途端、ラーノが目の色を変えて身を乗り出してきた。三箇月も経ったのに、こういうところは全然変わらない。
「ちょっと待ってください! 今の祝詞はどういうものですか? 記録していいですか?」
「帳面をつけるなら、祈りの部屋の机を使ったらいい。でも、そんな大層なものじゃないぞ。雲がどこかにいるかな、と探っただけだ」
「雲……つまり、水の気配ですか」
「うん。それで、海のほう、そう遠くないところに気配がしたから」
「なるほど」
 サヴァの言葉を受けて、ラーノが背後を見やった。掌の前に開けた水の広場を、坂を下った先、紺碧の海を。
「そうか。だから風がぬるいんですね……」
 と、そこでさっきの茶髪が、得意げな顔でラーノのあとを受けて口を開いた。
「帝都なら、風、木が枯れるます」
「風で木が!?」
 サヴァは思わず右方を振り向いた。入り組んだ小路の遠く、家々の屋根の向こうにあるナツメヤシの並木に目をやる。
 帝国は森と鉄の国と聞いているが、風で枯れてしまうほどその木々は弱いのか。ああ、でも雨がよく降るというから、胡瓜のように一年で伸びて茂るのだろうか。いやそれとも、そもそもあまり風が吹かないとか……。
「木は枯れません」
「え?」
 目を戻せば、ラーノがなにやら口元に力が入った顔をしていた。
「帝国には冬に葉が落ちる木があるんです。春にまた葉の芽が出るまでは、そういった木々は枝だけとなって枯れ木のように見えるため、秋が深まって吹く冷たい風を『木枯らし』と呼ぶんです」
『ほら、やっぱりサヴァちゃん可愛いって! な! って、いたいたいたいたい』
 なれなれしくラーノの脇腹を肘で突っついた茶髪が、そのまま腕をねじり上げられて悲鳴を上げる。
「サヴァ『さん』だ!」
『すまんて、ラーノ、冗談だって!』
 やはりこれは面倒な仕事になりそうだ、とサヴァはそっと溜め息を吐き出した。
 
 



 途中に入り込む「*」マークまでが一時間で書けたところです。続きを書く際も、その部分には一切手を加えていません。
 使用したお題は「木枯らし」。

ゲゲゲの謎すっっごく面白かった。面白くて、一緒に観に行った家族と帰宅してからも感想語りまくってた。感想戦に夢中になりすぎて、ふどらいのことすっかり頭から抜けてしまってたんだけど、お題は既に決めててネタもふんわり考えてたから、今から一時間頑張ってみようと思う。なおオチは未定。
posted at 2023/11/19 10:53:38
あ、この書き方だと無理だ。全消しして台詞中心の寸劇に変える。あと21分。
posted at 2023/11/19 11:35:15
865文字……。とりあえずここに印つけといて、ネタを始末するところまで書いてからブログにアップしますわ……。
posted at 2023/11/19 11:59:34

 映画に出かけて以降、X《ついったー》を全然開いてなかったのが悪かったんですよね。気がついた時には開催時間を過ぎてしまっていたので、もうこのままタイムラインを見ずに寝て、朝に一人後夜祭決め込もう、と相成りました。ていうか、朝でも後夜祭って言っていいのだろうか。


 そんなわけで、全三回の #ふどらい 、11/26の次回がラストです。
 次こそは、きちんと参加したいと思います……。



【関連記事一覧】
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」1日目参加作◆ネズミ退治
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」2日目遅刻作◆秋深し
創作小説ワンライ企画「風土記系ワンライ」3日目参加作◆正鵠
拍手
 

大切な人が眠り続ける呪いにかかったら

 夏にX《ついったー》で#大切な人が眠り続ける呪いにかかりそれを解く条件が人を100人ころすことだとしたらうちの子はどうするというタグで遊んだ時の記録をまとめておきます。

#大切な人が眠り続ける呪いにかかりそれを解く条件が人を100人ころすことだとしたらうちの子はどうする
ファンタジー組のメインキャラで考えると。

条件を粛々と実行する
ユエト(切々)、ウルス(紅玉)、ロイ、エセル(黄昏)

彼ら以外は他の解除方法を探すだろうけど、その理由には色々あって、→
posted at 2023/8/21 17:29:54
良心が許さないから
ウネン、テオ(黎明)、サヴァ、ラーノ(渡座)、アルノルド、ロニー(帰郷)、マニ、ヒュー(天穹)、ガーラン(夜風)、リーナ(炒り豆)、シキ、レイ、インシャ(黄昏)

立場が許さないから
ラグナ(紅玉)
(つまり、戦争だのなんだの許される状況があれば躊躇わず実行する)
posted at 2023/8/21 17:33:10
犯罪者になりたくないから
ボネ(切々)、モウル、マルセル(黎明)、ヴェー(帰郷)

呪われた当事者が喜ばないだろうから
オーリ(黎明)、サン(炒り豆)
(オーリの場合、呪われたのがモウルならたぶん実行する)

探求心
ユール(切々)
(そもそも彼がそこまで他人に心を寄せるかどうか……)
posted at 2023/8/21 17:35:17

そして、全てのキャラクターに多かれ少なかれ含まれている、作者譲りな脳筋要素が、
「呪いをかけた奴をこの世から消してしまえば、呪いは解けるのでは????」
とザワザワしてるんですが、どうしようかね……( ˘ω˘ )
posted at 2023/8/21 17:40:48


 オーリの例外事項について、「モウルのことを特別大切に思っているからではなく、モウルなら気にしないだろうと思っているからですね(要約)」とのリプライを受けて。
@fuyukiyoko そのとおりです~。さすがに、モウルが全然気にしないとまでは思ってないでしょうが、彼ならなんとしても目を覚ましたいだろう、と確信して実行するかなあ、と。100人分の命の重さや業は、モウルと半分こするつもりですね。
posted at 2023/8/21 18:07:39
 更に、「ウネン相手にどうしても実行しなければならない事態に陥ったら、業は全部自分で背負う覚悟ですね(要約)」とオーリへの信頼を寄せてくださいました。
@fuyukiyoko そうですね。もしどうしてもやるはめになったら、全部自分が背負うつもりでしょうね。
でも、実は当初から相手にウネンを想定してて、「俺が全部背負おうとしても、あいつは自分を責め続けるだろうし、かといって全てを隠し通すなんてことは俺にはできそうにないし」ってなったんですよね……
posted at 2023/8/21 19:22:49


 別の方からはウルスとラグナに「そういうとこだぞ」的なコメントをいただきました。あと、オーリの重さwにも。
@WH_hiromi ウルスもラグナもね……ほんとうにね……。
オーリは恩や情を抱く人間を前にすると自分の優先順位がガッと低くなるので、出力が極端になりがちなんですよねー。
良心組もその他の動機が無いわけではないでしょうが、ほかと比べると随分健康的でホッとします~w
posted at 2023/8/22 05:41:46


 ちなみに、「呪われた当事者が喜ばないだろうから」枠のもう一人であるサンについては、相手をリーナに想定しての反応となっています。彼女の善なる部分に対する、圧倒的信頼感……。
 他の人間がこの呪いにかかった場合、それが主君だったら「条件を粛々と実行する」、それ以外なら「良心が許さないから」かなあ。あ、でも、レイが相手だったら、「呪われた当事者にぶん殴られたくないから」という新項目が爆誕しそうな気がしますw
拍手
 
 

新着

■コメント
2021/01/14:GB(那識あきら)
2021/01/12:へい
2018/09/07:GB
2018/09/07:冬木洋子
2017/11/30:GB
■トラックバック
2010/09/05:はやぶさが来るよ!

書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします