未熟な甲虫の呟き

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文体診断ロゴーンで遊んでみたよ

 文体診断ロゴーンというサイトを教えていただいたので、遊んでみました。
 サイトから、「撞着する積木」「うつしゆめ」「薄紅まといて」「黒の黄昏」「RはリドルのR」「炒り豆をめぐる冒険」の、それぞれ最初のページを上記診断にまるっと投入しました。
 その結果を表にまとめたのが、「文体診断ロゴーンの結果」です。

 以下、その結果を見ながら色々考察してみました。

 一文の平均文字数は「積木」が一番少なく、残りはどれもドングリの背比べになっています。句読点の間隔も「積木」が一番短く、これまで漠然と思っていた通りに「積木」がポエムっぽい文体である事がはっきり読みとれました。
 文章評価の「読みやすさ」は、センテンスの短さを元に評価しているため、「積木」一つだけが「A」となっています。
 
 特殊語とはカギカッコやダッシュや句読点などの事です。この特殊語出現率は、台詞の掛け合い中心の「豆」が一番多く、対して「ゆめ」がダントツで少なくなっています。「ゆめ」がいかに地の文だらけでくどくどしいかの証左ですね。その他はどれも似たような、文章全体の15%という数値になっていました。
 
 名詞と動詞の割合は、何となく登場人物の動き方にかかわっているような気がします。「豆」と「R」は冒頭から飛んだり走ったりしてますし。そしてやはり「ゆめ」が、名詞の多さと動詞の少なさで群を抜いています。やっぱりそうかー。「ゆめ」の冒頭、ひたすら辛気臭いもんなー。
 
 助詞とか助動詞とかは、どう分析したらいいのかサッパリ分かりませぬ。うむむむむ。
 
 ひらがな出現率が平均に近いほど、「文章の硬さ」の評価が良くなるそうです。見よ、この残念な結果を。
 特に「D」を喰らった「積木」は、シリアスで耽美ぃな雰囲気を出そうとして漢字を使いまくったせいだと思います。同じく「D」のFT二作は、異世界感を強調するためにカタカナ語を避けた(「ベッド」→「寝台」)事も原因の一つかも。
 
 異なり形態素というのは、文章中に一度しか出ていない形態素の事だそうです。ていうか、形態素って何? と思って辞書を引いたら、「意味をもった最小の音形」との事でした。「ヤマ(山)のように形態素一つで単語が構成される場合もあれば、ヤマカゼ(山風)のように複数の形態素が単語を構成する場合もある(大辞泉」とまあ、何となく言葉の雰囲気は分かりました。
 この値が高いほど、「文章の表現力」が評価されるそうです。一応軒並み「A」をいただいているので、嬉しいといえば嬉しいのですが、今ひとつピンとこないのが正直なところだったりして。文章がどういう風に形態素で分解されているのか、知りたいような……。
 とにかく。異なり形態素、多い方から「薄紅」「ゆめ」とくるのには納得出来るような気がしました。シナリオから肉付けして作文するのに、やたら苦労した覚えがあるから、きっとその辺りで形態素とやらのバリエーションが増えたんじゃないかな、と。
 
「文章の個性」については、ロゴーンで扱っている64名の著者のテキストとの比較で、平均からどれぐらい離れているか、で評価されるようです。
 でも、平均から離れれば良いってものじゃないような。個性的だが下手、とか、平均的だが上手、とか、そういう事だってあるんじゃないかなあ。
 と思って、でたらめな文章を入力してみたら、案の定「文章の個性 A とても個性的」なんて出ましたよ。ちなみに、本当にでたらめな文章だったので、異なり形態素もアレなわけで、「文章の表現力 A とても表現力豊か」ってなってるし。
 って、句読点を指標に機械的に形態素を解析しているから、当然といえば当然です。ロゴーンの説明にもあるとおり、あくまでもこのプログラムは文体を診断するのみで、文章そのものをマクロに診断するものではない、というわけなのですね。
 
 直感的に分かりやすいのは「文章評価」の欄ですが、ロゴーンの醍醐味は形態素解析の「得点詳細」にこそあるような気がします。
 今回、自分の文章を六つ並べて診断してみて、数値の向こうにそれぞれの傾向がうっすらと見えてくるのが、とても興味深く思いました。


 て言うか、貴重な時間使って何を逃避行動に走っているのやら。
 はい、そろそろ創作活動に戻ります……orz
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