ン年ぶりですが、「RはリドルのR」に新作エピソード「サークル勧誘」を追加しました。
台詞だけ抜き出すと完全に性別不詳な女子大学生と、彼女に天敵認定されたお調子者の先輩男子大学生による、時々謎解き、時々どつき漫才。
今回の話は、時系列でいうと「自由への扉」と「忘れ物」の間に位置します。「自由への~」のラストシーンである学科の新歓コンパから数日が経ったある日、主人公のヒカリは友人とともにとあるサークルの勧誘を受けるのですが……。
→「RはリドルのR」サイト版
→カクヨム版(サイト版と同じ)
→なろう版(地の文と台詞の間などに適宜空行有り)
カクヨムの学園ミステリ大賞にかこつけて、新作を書き下ろしました。8/9の時点で「ざっくりとしたアウトラインしかまだできてません」とかツイートしてて、8/28に完成したのですが、お盆休みは帰省だのなんだので全然書けなかったし、二週間で約二万字ですね。遅筆な私にしてはむちゃくちゃ頑張りました。
このシリーズは主人公達のやりとりを書くのがすごく楽しくて、今回の話も超ご機嫌で執筆していました。もしかしたら過去最高に楽しかったかもしれません。読んでくだされば、私がどこをどれだけウキウキと書いたか一目瞭然だと思います。お蔭様で、既にお読みになった何人かの方々から「笑った」と言っていただけて、心の中のラオウが「わが生涯に一片の悔いなし!!」ってなってましたね!
今回、「RはリドルのR」を一からカクヨムに掲載するにあたって、新作以外にもかなり手を入れました。
なにせ初出が2010年ですからね。って、13年前?嘘やん?マジ?
ケータイをスマホに変えるのは勿論、あちこちを平成から令和仕様にアップデートしましたよ。あと、原田が言うところの男子校のノリ(婉曲表現)を整理したり。
「自由への扉」では、穴だらけだったというか「面倒だから、なあなあでいいか」って投げっぱなしにしていた部分を、きっちり調べ直して反映させたら、文字数が1.5倍になりましたわ。13年前の私の適当さ加減に泣きそうです。
あと、「忘れ物」でのキーアイテムについて、執筆当時あまり深く考えずに書いていたせいで、センシティブな部分をかなり雑に扱ってしまっていたんですね。数年前から気になっていたんですが、この機会になんとか修正いたしました。物語の筋は大して変わっていませんが、ニュートラルな視点を意識することができたと思います。
今回の修正で、既存各話のボリュームがどう変化したか、文庫本換算で記しますと、
「無音の響き」 35ページ → 40ページ
「自由への扉」 23ページ → 37ページ
「忘れ物」 20ページ → 24ページ
「消えたサドル」 20ページ → 19ページ
「昔日の夕日」 25ページ → 24ページ
「無礼者」 5ページ → 15ページ
(減ってるやつは、空行を一律一行に統一したせいですな)
「七不思議を探せ」の執筆もあって設定とか色々と整理できたので、そのうちにまた新しいエピソードをお届けできたらと思います。どうかのんびりとお待ちください。
「RはリドルのR」シリーズ「サークル勧誘」
タグ:
RはリドルのR
工作研究部の推理ノート
同じカテゴリの記事
- 2023/09/07 「RはリドルのR」シリーズ「サークル勧誘」
- 2022/12/18 「切々と望む」
- 2021/11/20 「九十九の黎明」番外編「年越し風景」
- 2021/09/19 「九十九の黎明」番外編「きっかけ」
- 2021/04/26 「血濡れた手形」
コメント
コメントの投稿
※スパムコメント対策実施中。メールアドレス及び「@」は入力しないでください。
トラックバック
TrackbackUrl:https://greenbeetle.blog.fc2.com/tb.php/1121-e3cec2cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)