未熟な甲虫の呟き

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2019年 06月の記事
2019/06/27
創作話] 創作関係の呟き:長編小説の書き方? 
2019/06/26
創作話] 文章における魔術魔法描写について(追記あり) 
2019/06/07
書籍・電子書籍] 既刊宣伝へっぽこ四コマ 

創作関係の呟き:長編小説の書き方?

 創作関係のツイッタログまとめです~。
 末尾に、大昔に見た反面教師的サスペンスドラマの話を記しました。

拙作九十九の舞台世界は技術レベルが中世あたりなので、中世欧州のアレコレを多分に参考にしたけれど、世界の成り立ちにちょっと特徴があるし、何よりコレ創作やん、ってことで食事シーンはあまり詳しく描写しなかったなー。ポイポイ※してたかもしれないけど、作中人物にとってはそれが常識なわけだし。
posted at 2019/4/16 09:10:05
 ※ポイポイ:中世欧州では食事の際のゴミ(骨とか)は床に捨てていたという話。

 こんなこともありました↓
そういえば、『リケジョの法則』の原稿と取っ組み合いしているある日、うっかりノパソ開いたまま二時間ちょい出かけたことがあったんですが、留守中にお猫様が何かミラクルをやらかしたらしくって、思わずDropboxのファイル履歴をスクショ撮りましたわ……。

posted at 2018/9/14 21:43:21

長編が書けない、文字数をどう稼げばいいのか、という話、主軸となるネタを大きくして、それを補強するための脇エピソードを増やせばいいと思う。 「帽子から鳩を出したい」と思ったとして、それをそのまま書けば短編になるけど、「手元の帽子から鳩が出ると思わせて、違う所から鳩を出そう」→
posted at 2019/6/20 18:02:22
→と捻り一つ仕込めば、その「違う所」についての前フリが必要になる。前フリは大事。推理小説で例えたら、それまで話題にすら上らなかった人間が「実は犯人でした」ってなったら、私ならその本をゴミ箱に突っ込みかねない。「そういうことか」と納得できるだけの説得力を持たせるための説明が要る。→
posted at 2019/6/20 18:03:53
→その説明をエピソードで行えば、物語のボリュームは増える。エピソードが増えれば登場人物も増えるかもしれない。もっと文字数を膨らませたければ、その新たに増えた登場人物を、追加したエピソード以外にも引っ張ってくればいい。面子が増えることで更に新たなエピソードが生まれる余地ができる。→
posted at 2019/6/20 18:06:20
→それでもまだ文字数が足りないのならば、帽子(と思わせて違う所)から出る鳩を、ドラゴンに変更する。そしてそのための前フリを構築する。「展開が強引すぎ」「無茶苦茶だ」と言われないように、それはもうドでかい説得力を積み上げなきゃならない。追加エピソードも一つや二つでは足りないかも。→
posted at 2019/6/20 18:07:51
→思った以上に文字数がかさんで「ドラゴンじゃなくてアンデスコンドルにしておけばよかった」と後悔することもあるけれど、でもやっぱりドラゴンが飛び出してくるほうが格好いいよね……と思ってしまうと、今度は「どうやって短くすればいいのか」悩む日々がやってくるのだ。ようこそ長編の世界へ。
posted at 2019/6/20 18:09:32
元々の相談内容は、描写を増やして文字数を稼ぎたい、ってことのようだけど twitter.com/monokaki_jp/st… 回答者さんの「作品ごとに最適な枚数が存在します。」に尽きると思う。描写の量で対応するには限界があるから。短編には短編に向いた、長編には長編に向いた物語があるなあ。少なくとも私の場合は。
posted at 2019/6/20 18:31:11


 高校生だったか大学生だったかの頃のことです。その日、風邪をひいて学校を休んでいた私は、お昼時にぼんやりと母とテレビを見ていました。
 母はサスペンスドラマが大好きで、その時見ていたのも、再放送か録画していたものかは覚えてませんが、犯罪事件を扱った二時間ドラマでした。非常にシンプルな筋立てで、犯人はこいつしか考えられない、という容疑者が一人しかいない状態で、物語が進んでいきました。
 私もミステリ好きなので、「ナルホドこの物語は、フーダニット(誰が犯人なのか)ものではなく、ハウダニット(どのようにして犯行が行われたか)ものなのだな」などと思い巡らせていたら、

実は犯人はアバンタイトル(オープニング前のプロローグシーン)にちょろっとだけ登場した合鍵屋のおっちゃんでした~びっくりしたでしょ~?

 という結末で、私も母も「ハァ????( ゜Д゜)」ってなりました……。
 え???あの、背景に半ば同化していたような、名前も出ていない、主人公とろくに会話もなかった、出番一回限りのあのおっちゃんが犯人????

 モブやん……モブおじさんやん!!

 謎とされていた部屋への侵入経路については、

そいつが主人公に内緒で余分に作っておいた合鍵を使ったんだよ☆

 って、ふ ざ け る な

 あれから随分と経ちますが、小説のプロットを組んでいて、どんでん返しを仕込もうという際に、必ずといっていいほどこのドラマのことが頭をよぎります……。それはもう、呪いのように。
 前フリ、だいじ。本当にだいじ。
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文章における魔術魔法描写について(追記あり)

戦闘描写も興味深いけど、個人的には、魔術に類する「目に見えないちからが引き起こした現象」の描写が気になる&好きなので、 #文字書きさんの魔術魔法描写見せてください というタグを作ってみよう。
posted at 2019/5/31 09:05:28
「目に見えないちからが引き起こした現象」をどう書き表しているのか、ってことなので、「コレ魔法じゃなくて超能力だし」という方も是非!
posted at 2019/6/1 09:19:28

 このようなツイートを放流した結果、思った以上に沢山の方がこのタグを使ってツイートしてくださいました。
 どのツイートもとても興味深かったので、いつでも読み返せるようにトゥギャッターにまとめたものがこちらになります。

「文字書きさんの魔術魔法描写見せてください」まとめ
(なんと「トゥギャッター編集部が選んだイチオシまとめ」に選んでいただきました!)
 
 このタグに絡んで、識島さんが「一つの魔法に対して呪文やペンタクルがひとつきりというシステムでは、魔術という学問に発展の余地がない」と呟いておられ、その簡明かつ的確な発言に感動すら覚えました。
 というのも、以前に私、
私、魔術にも理屈があったらいいな派なのでね。どんなに荒唐無稽で実現性がなくて感覚的でも、なんとなくでもいいから筋道だけは通っていてほしい。魔術で引き起こされる現象の、その世界での再現性は担保されていてほしい。
posted at 2019/2/19 08:44:53
 と呟いたことがあったんですが、これは「学問としての魔術」を念頭に置いてのツイートだったんです。(同じようなことを考えている人がいた!と大喜びする前に、もっと思考を整理して分かりやすく呟こうな、私……)
 
 ともあれ、この「理屈ある魔術」という私の呟きを見かけた方から、
「理屈がない魔術は超能力や異能」
 との意見をいただき、ちょっと考えたことを以下にまとめておきます。
 
 超能力や異能にしても、根本に原理原則はあったほうが、私は好きです。例えば、口笛が鳴る理屈を意識しなくとも実際に口笛を吹くことができるように、「ちから」をふるっている当人は気合で何となくこなしていることでも、実はその奥には決まった理屈や法則が存在している、という筋立てのほうがワクワクします。現実性はなくても(リアルではなくとも)、迫真性(リアリティ)は構築できる。もしかしたらこういう世界がどこかに存在するかもしれない、なんて空想も捗るじゃないですか。

 ただ、超能力が主に個人の特性による「ちから」として描かれることが多いのに対して、魔術の醍醐味は「術」であることだと思っています。技術であるからこそ、適性や制約はあれど、他者に教授することができるし、研究開発することだってできるのです。私が描きたいと思っている「学問としての魔術」ですね。

 なんとなくの印象なのですが、超能力と魔術は体育会系と文化系みたいだな、なんて思います。わざを磨くにあたって、超能力の場合は「修行」というイメージですが、魔術は「研究」が主だった柱のような気がします。
 また、超能力は「自分の中にあるもの」という印象が強いです。魔術も超能力と同様、自分の内側に意識を向けるものではあるけれど、研究対象とする場合のそれは「自分の外にあるもの」でもある、と。このあたり、こう、イマイチ上手く言葉にできないんですが……「魔術はそこに人がいなくとも魔術足りえる」というか……ヒトというスケールを超えたところにあるというか……(ろくろを回すポーズ

 思索のきっかけとなったリプライで、発言主さんは、超能力化してしまった、いわゆるゲーム的な簡便化された魔術を寂しく思っておられたのですが、こういう「ワンタッチ魔術」って、研究成果だけをツールとして使用してしまっている、と考えられるかもしれません。湯沸かし器のスイッチを押せばお湯が出てくる、のと同じで、ワンタッチ部分の奥に理屈があっても、一般の人々の目には触れなくなってしまっている、とか。高度に発達した魔術社会ならありえそうです。

 魔術や魔法が物語やゲームの小道具でしかないのならば、ワンタッチ魔術でも全然構わないと思います。ですが、私は魔術というもの自体を描きたいと考えているため、便利なツールの奥にあるであろうものに目を向けてしまう、向けずにはいられない、のでしょう。
 
 魔術については、「魔術の詠唱についてとか諸々」って記事もありますので、興味のある方はどうぞ。


■2019/6/30追記!
 某さんから、とても分かりみの深い拍手コメントをいただいたので、許可を得て引用いたします!
魔法の基盤になる知識の体系そのものは人に伝えられる学問だけど、いざ力の源にアクセスし引き出そうとすると難易度が跳ね上がって異能めいたものに近づく、くらいの温度差のあるやつが好きです。「指輪」のガンダルフなんかのスタンスがそうだと思いますし、TRPG「混沌の渦」なんかもそんな感じ。学問っぽさ=再現性と秘儀性の両立が上手く行ってると、お、これはいいなあと感じるのです

 分かります、分かります!!
 今回は、魔術の学問としての面にフォーカスするあまり、秘儀としての魔術については「適性や制約はあれど」とさらっと流してしまいましたが、やはり、現実には存在しないわざなだけに、特別感が欲しいです。再現性はあっても、誰にでも簡単に、とはいかないほうが物語的にも美味しいですよね。

 理を持つ、神秘のちから。再現性と秘儀性の両立は、私も願って止まないところです。
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既刊宣伝へっぽこ四コマ

 先月にツイッタのプロフィール固定ツイートを新しくしたので、記録としてこちらにも転記しておきます。

機械系エンジニア女子の水中ロボット開発記『リケジョの法則』マイナビ出版ファン文庫
book.mynavi.jp/ec/products/de…
地図屋の少女と、少女の師を追う剣士と魔術師との冒険譚『Dawn of the Mapmaker』CrossInfiniteWorld
www.crossinfworld.com/dawn-of-the-ma…
日本語原作(無料 ncode.syosetu.com/n2761cz/
詳細はスレッドに




posted at 2019/5/12 12:10:22

『リケジョの法則』
神戸の造船所を舞台に、機械系エンジニア女子が水中ロボット開発に勤しむ物語。ものづくりのアレコレ、理系あるある、すれ違いの恋、ボケツッコミ、謎解き、と盛り沢山でお送りします。
ISBN:978-4839967079
www.amazon.co.jp/dp/4839967075/…
ご感想まとめ↓

posted at 2019/5/12 12:12:53

『Dawn of the Mapmaker(九十九の黎明)』
それは失われた知識を巡る物語。そして"家族"を、それぞれの居場所を探す旅。少女と二人の青年が探索の果てに手にしたものとは。謎解き、どんでん返し、疑似家族やバディものが好きな方へ。
www.amazon.co.jp/dp/B07DF7VQ8Z/…
イラストまとめ↓

posted at 2019/5/12 12:14:27

 こんな点目と線目のへっぽこ四コマまんがでも、多少は人目を引くことができるようなので。
 興味を持たれた方、ぜひどうぞ!
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書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

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