未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧書籍のご案内
   
2013年 01月の記事
2013/01/28
サイト話] 1/27までの拍手&「黒の黄昏」改稿箇所詳細 
2013/01/27
掌編] 「黒の黄昏」SS「つうこんのいちげき」 
2013/01/26
返信] 1/25までの拍手 
2013/01/24
サイト話] 改装しました 
2013/01/18
後書き] 「薄紅まといて」後日譚「鏡にのぞめば」 
2013/01/08
書籍・電子書籍] ご紹介いただきました! 
2013/01/06
企画] DIGクリエイティブアワードに参加してます(追記あり 

1/27までの拍手&「黒の黄昏」改稿箇所詳細

 まずは、いつも拍手をありがとうございます! 嬉しいですv
 そして、メッセージもありがとうございました。

1/27
>み さん
 おおおお、ありがとうございます、ありがとうございます! 作者冥利に尽きますー!
 ずっと変わらずのご愛顧、本当に光栄に思っております。
 どうぞこれからもよろしくお願いいたします!!

 で、「黒の黄昏」の改稿箇所を詳しく教えてほしい、とのお言葉に、急遽、旧版既読の方向けに「改稿箇所詳細」のページを作りました。書き直した部分のうち、新たに何らかの情報が追加されたページへ、直接ジャンプすることができます。
#確かに、あの超長編を通読するにはまとまった時間が必要ですもんね……。

 作者のわがままに付き合ってくださる皆さんには、何度感謝しても感謝し足りません。
 本当に、ありがとうございました!
拍手
 

「黒の黄昏」SS「つうこんのいちげき」


「いやあ、隊長と副隊長が、まあ、なんつーか、仲直り? したのは、俺らにとっても、とってもありがたいわけなんだけどさ……」
 奥歯に物が挟まりまくった口調で、ガーランはがしがしと頭を掻き毟った。
 ここは、ルドス警備隊詰所の二階、隊長の執務室。ノックの音からして気の進まない様子で、ガーランはエセルの机の前に立った。他愛もない世間話でお茶を濁すこと寸刻、「だから何の用だ」とのエセルの容赦ない問いかけに、半分やけっぱちで本題に突入したところだった。
「……ありがたいわけなんだけど、今度はさ、この部屋に用があってやってきたとして、その時にだな、アンタらが……、いや、なんつーか、ほら、うっかりアンタらの邪魔をしてしまわないか、とかさ、色々と悩みは尽きないわけよ」
 なんで俺が隊長にこんなこと言わなければならないんだ、と、理不尽な思いを噛み締めるガーランの脳裏に、ついさっき談話室で同僚達と交わされた会話が甦ってきた。
 
 
「確かに、これで、あの二人の顔色をびくびくしながら窺わなくっても良くなったわけだけどよ」
「今度は逆の意味で、見ていられない、って感じがしないか?」
 今更何を言ってるんだ、両片思いが両思いに変わっただけで、以前と全く同じじゃねえか、と心の中で溜め息をつきながら、ガーランは反論を試みた。
「そうか? 隊長はともかく、あの副隊長が、人前でベタベタするようには思えねえが」
「まあ、そりゃそうなんだけどさ、でも、執務室に用があっても、やっぱさ、行くの、躊躇うよな」
「だって、二人きりだろ、あの部屋で」
 ケツの青いガキじゃあるまいし、意識しすぎなんだよお前ら。そう言いたいところを、ガーランはぐっとこらえた。
「だーかーらー、彼女に限って、ないない、ないって」
「でも、隊長のほうは間違いなく調子に乗るだろ?」
 そこで思わず言葉に詰まるガーランを、同僚達がすがるような目で取り囲んだ。
「だからさ、頼むよ」
「……え?」
「なあ、ガーラン。あの二人と長時間一緒にいて平然としてられるのは、俺達の中じゃお前ぐらいなもんだ。だから……」
 
 
「――隊長にもう一人ぐらい補佐をつけて、そいつもここに詰めてりゃ、ちょっとは密閉感てか閉塞感みたいなものが薄れるかなー、と、だな……」
 どう考えても無理がありすぎる提案を、ガーランはなんとか言いきった。あとは野となれ山となれ。伝令の仕事はここまでだ、と、天井を仰ぐ。
 ふむ、と考え込むそぶりを見せたエセルは、鷹揚な態度で椅子に背を預けた。
「そうは言うが、ガーラン」
 と、にやりと底意地の悪そうな笑みを浮かべながら、「すると今度は、三人の邪魔をするかもしれない、と、悩むことになるのではないか?」
 その瞬間、ガーランの思考は真っ白になった。顔面にこぶしを喰らったかのように、目の奥で火花が弾ける。
 エセルが、にやにや笑いを収めて、怪訝そうに眉をひそめた。
「どうした、ガーラン、お前らしくない。うぶな生娘でもあるまいし、何を赤くなっている」
 と、背後の扉にノックの音が響いた。
 鈴の音もかくやな「入ります」の声を聞き、ガーランが我に返る。
「そ、そうだな、うん、も、もう一度、あいつらの話を、聞いてくるわ」
 扉の開く音に続けて、軽やかな靴音。
「ガーラン、ここにいたのですか」
「お、おうよ」
 副隊長に背を向けたまま、ガーランはじりじりと扉のほうへとあとずさる。そうして、彼女の傍らを通り過ぎるや否や、脱兎のごとく執務室を飛び出していったのだった……。
 
 


アホなネタを思いついてしまって、我慢できずに書いてしまいました。すみませんすみません。
大体、「黒の黄昏」第三部始まってすぐのあたりです。
拍手
 

1/25までの拍手

 いつも拍手をありがとうございます!
 年明けからこっち、DIG改稿やらサイト改装やらで、すっかりお礼が遅くなってしまいましたが、パチパチいただくたびに、画面のこちら側で大喜びしておりましたv
 メッセージも、ありがとうございました。嬉しいです!

1/8
>t さん
 お返事が遅くなってしまってすみませんでした。
 去年は色々と企画でご一緒できて、私も楽しかったですv 掲示板や日記などでの深い考察にも、本当に勉強させていただいてます。
 こちらこそ、今年もよろしくお願いいたしますね!

1/19
>あ さん
 温かいお言葉、むっちゃ嬉しいですー!
 こうやって読んでくださる方がいらっしゃる限りは、なんとかして公開し続けたいと思っております。
 とってもとっても、勇気づけられました。ありがとうございました!

1/25
>け さん
 きゃー! なんて嬉しいご感想を! ありがとうございます!
 夢幻の世界だなんて殺し文句に、こちらこそうっとりしておりますv
 これからもよろしくお願いいたします。 m(_ _)m
拍手
 

改装しました

 色々ありまして、サイトを改装いたしました。
 本日より、創作小説サイト「あわいを往く者」は、一部R15とさせていただきます。

 これにより、G倉庫と本館を統合することにしました。G倉庫にリンクしてくださっている方々には、お手数をおかけいたしますが、リンクの解除、もしくは、URLの変更をよろしくお願いいたします。(こちらで把握している方々には、のちほどご連絡差し上げるつもりです)

 改装にあたって、削除したコンテンツは、掲示板(絵板)だけです。

 掲載小説については……
「月下の虜囚」に、少しだけ手を加えました。
「黒の黄昏」をDIG版と差し替えました。一部のサーチエンジンには引き続き旧版で登録しております。改装以前にサイトで公開していた他の作品も、同様です。


 面倒で大変な作業でしたが、サイトを閉鎖するよりはずっといい、と、今は納得しています。

 色々ご迷惑をおかけしますが、どうかご容赦ください。
拍手
 

「薄紅まといて」後日譚「鏡にのぞめば」

 ちょっと……不測の事態が起こりまして、サイト改装中です。
 一時的にコンテンツを縮小しております。
 小説は、全て以前と変わらずご覧いただけますので、ご安心ください。


 で、ちょっとバタバタしていたもので、16日にアップしようとファイル作って更新履歴まで書いていた、「薄紅まといて」の後日譚「鏡にのぞめば」を、今日になってやっとアップすることができました。なんかもう気力が尽きてしまったので、タイムスタンプがそのまま16日になってますけど、そっとしておいてやってください……。

 これは、2011/4/30に発行されたチャリティ本「One for All , All for One and We are the One Vol.2」に寄稿したものです。
 販売終了から一年が経過し、掲載作の再掲載が解禁となりましたので、サイトで公開することにいたしました。

 書き上げた当時のコメントは、「チャリティ電子同人誌「One for All ~」販売開始」をご覧ください。

 このチャリティ本は、東日本大震災の復興を願い、総勢150名、250作品が集まり、Vol.4まで発行されました。売り上げの全てをパブーを通じて被災地に寄付しております。
 以下、企画サイトから最終集計を引用させていただきます。
<最終集計:2012/01/031>
250作品 150名 
2233冊 × 311円(税込)= 694,433円(税込)
2941ダウンロード / 閲覧数:131,247PV /
内訳:
 VOL1
1,079ダウンロード 閲覧数:73,224 販売数:756冊
 VOL2
908ダウンロード 閲覧数:58,023 販売数:664冊
 VOL3
613ダウンロード 閲覧数:25,894 販売数:516冊
 VOL4
341ダウンロード 閲覧数:6,974 販売数:297冊

 ご協力くださった方、ありがとうございました。そして、発起人の立花実咲さん、お疲れさまでした&ありがとうございました!
拍手
 

ご紹介いただきました!

 電子書籍『うつしゆめ』がPC向けサイトで配信されて、十日が経ちました。
 ご購読、ご感想、ありがとうございます!ヽ(*´∀`*)ノ

 ありがたくも、いくつかブログでご紹介いただきましたので、お礼とともにご報告いたしますねv

LOVEDROPSブログ 『撞着する積木』の、あの男が!?
 出版元であるパブリッシングリンクさんの宣伝ブログの記事です。お世話になっております。
 ツイッタでもお知らせしましたが、読者の皆様への著者メッセージも載せていただきました。
 何を書こう、どう書こう、とテンパった結果、当たり障りも素っ気もないコメントになってしまいました……。ええ、どこまでも平常運転です……。

GBさんおめでとう P Is for Page Log
「P Is for Page(一部R18/全年齢向け)」のページのPさんが、ブログで紹介してくださいました。いつもありがとうございます! ラビュー!

うつしゆめ: ネット読書にっき。
 オリジナル小説電子同人誌企画「でんしょでしょ!」編集長なびさんの読書録です。ありがとうございます! 楽しんでいただけたみたいで、本当に良かった!
(なびさんを始めとする「でんしょでしょ」校正スタッフさん達にいただいた沢山のアドバイスが無ければ、現在の私はなかった、と言っても過言ではありません。マジで。また3月15日から4号の募集が始まる予定とのことですので、興味がある方は是非!)


 とにかく、読んでくださった全ての方に、心からのお礼を申し上げます。
 ありがとうございましたー!
拍手
 

DIGクリエイティブアワードに参加してます(追記あり

 なかなかネットに繋げることができず、遅くなってしまいましたが、改めて……

 あけましておめでとうございます!
 
 去年は、電子書籍を出させていただいたり、色んな企画に参加させていただいたり、と、とても充実した一年でした。
 拙作を読んでくださった方、お声をかけてくださった方、本当にありがとうございました! 全ての出会いが、私にとってかけがえのない宝物です。

 今年も、実りある年にすることができたらな、と思っております。

 

 さて、表題のとおり、現在開催されているDIGクリエイティブアワードに、「黒の黄昏」で参加しております。

 ええええ? DIGクリエイティブアワードって年齢制限ついてたらアカンのと違うん、と思われた方。そのとおりです。
 ですから、去年の夏から、ちまちまと全年齢向けに「黒の黄昏」を改稿しておりました。

 途中、電子書籍の原稿など他のことに時間を取られ、作業がぶつりと中断していたのですが、年末年始に寸暇を惜しんで取り組んだ結果、何とか最後まで書くことができたので、ご報告いたします。
 現在、DIGのサイトに六章までアップしましたが、いかんせんこの古いノパソ(デスクトップパソコン使用権がまわってくるのを待つのは諦めました……)では、フラッシュ満載の編集画面が激重で、とても推敲どころじゃないため、手元のテキストエディタで最後のチェックを終えてから、順次アップしていくことにします。

 何故わざわざ全年齢向けに改稿までして「黒の黄昏」でエントリしようと思ったかといえば。
 DIGクリエイティブアワードが、過去に公開済みの作品(商業出版は除く)でも参加できると知り、一から新しい話を考える時間がない現状でも応募できるかも! と手持ちのネタの中を探ったところ、一番物語が派手で比較的キャッチーと思われるものが、あの長編ファンタジーしかなかった、というわけなのでした……orz
 いざ改稿しはじめたら、これがまあかなりの難物で。単純にラブシーン削ればいい、ってもんではないだろう、とは思っておりましたが、こんなに大変だったとは……。

 一番変わったのは、隊長のパートですね。キャラの造形そのものは基本的に変化ありませんが、ある意味、男っぷりが上がったような気がします。ていうか、こっちの隊長のほうが色んな意味で隊長らしいと思ったので、一部本館のほうにも逆輸入させてしまいました。(7-3「醜類」、8-1「隙意(片恋から改題)」、8-3「嵌絵」、9-1「命令」、9-2「錯綜」のあたり)
 今更の改稿、すみません。でも、隊長×副隊長の絡みは増量されましたので、どうかご了承を……。
(これまで、物語の状況と、彼に対する「有能な指揮官」という評価と、実際の彼の行動とが、ちぐはぐになってしまっていましたからねえ。「夜風~」でちょろっと登場させたものの、イマイチ使いづらかったんですよ。これでかなり隊長がらみの後日譚が書き易くなったと思います!)
(そういえば、初稿完結時に「後日譚は書かない」と断言しておりましたが、これは、あのまま続きを書くと物語世界が崩壊しかねないと思ったからなのでした。三年前の大改稿で、初稿が内包していた問題を粗方解消することができたので、ネタが降ってきたものから、ポツポツ書いていきたいと思っていますv)

 では、応募締め切りまであと一週間、ラストスパート頑張ってきます!
拍手
 
 

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書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

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