未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧書籍のご案内
   
2012年 12月の記事
2012/12/23
企画] オンライン文化祭2012 読了報告 
2012/12/21
書籍・電子書籍] 電子書籍『うつしゆめ』ケータイ配信開始 
2012/12/21
返信] 12/20までの拍手 
2012/12/16
返信] 12/15までの拍手 
2012/12/12
返信] 12/11までの拍手 
2012/12/01
書籍・電子書籍] 「うつしゆめ」電子書籍化について 
2012/12/01
返信] 11/30までの拍手 

オンライン文化祭2012 読了報告

 私も参加しております、「オンライン文化祭2012―熱―」の小説部門の読了報告というか作品紹介です。

 各作者さんには、別途、暑苦しい感想メールを送付済みですので、もしも届いていない!という方、おられましたら、どうかご一報をお願いします。

「顕斎」吉田 和代さん
連続焼死事件の謎に挑む刑事の前に現れた、謎の女性。読み始めたら、続きが気になってあっという間でした! 真っ向からがつんとエンタメなオカルトミステリ。迫真の「熱」の描写に、悲鳴を上げそうになりました。

「体調管理って大事よね」芹沢 優希さん
絶好調な語り口の現代コメディ。いやもう、本当に体調管理って大事です。あと、秘蔵DVDの安全な隠し場所も。がんばれ、芳樹くん、負けるな、芳樹くん(いや、そこは本題じゃない

「The Time Over And The Heat Over」綾瀬 翔さん
研究所、実験体、熱暴走、脱走。息もつかせぬアクションシーンと、牧歌的な風景と、あれよあれよと翻弄されて、ラスト一節に唸らされました。

「アーミン・プレストン卿と暴走からくり執事」早瀬 千夏さん
ほのぼのヴィクトリアン・コメディが、まさかのスチームパンク化!? 最新技術の粋を集めたからくり執事の前に、敏腕執事ビクスビーさんの運命やいかに。なーんて。

「水中花」かみたか さちさん
ガラス職人だった祖父が作ったガラス玉。失われてしまったそれを、祖母のために、そして自分のために再現しようと奮闘する主人公の心の軌跡が、炎にあぶられ形を変えるガラスと重なって見えました。

「クリスマス☆さぷらいず」koharuさん
愛する彼女に、最高のプロポーズを! って、ロマンティックな物語かと思いきや……。続きは是非ご一読をv 最高に面白いです。高級レストランのスタッフ達の素晴らしい仕事っぷりに感服いたしました。

「戦の魔女 ーシュラハト・ヘクセー」彩真 創さん
「死の鳥」なんて恐ろしげな二つ名を持つ、戦の女神が恋をした。命をかけた追いかけっこの行き着く先は……? 壮大でありながら等身大な物語、楽しませていただきました。

「炎と氷と冒険者」あかつとさん
吹雪にまかれ、フレアゴブリンの洞窟に避難した魔法使いのレインと戦士のサラに、持ちかけられた頼みごとと、その顛末。テンポのよい話運びにぐいぐい引きつけられました。オトコマエなサラ姐さんが素敵すぎますv

「烈火剣 石摺り」藤茶葉 小平さん
人の世に絶望し、自暴自棄の流れ者となった若者の胸の奥、それでも失われなかった小さな火種の力強さに息を呑みました。時代ものにちょっぴり混じるSF要素を探すのも楽しいです。

「余燼」BUTAPENNさん
一見、社会派ミステリのようでいて、単なるミステリにあらず。重いテーマをさらりと読ませ、それでいて胸の奥にずんと響くのが凄いです。端正な語り口にくるくると翻弄される快感よ。

「静焔華」空蝉さん
「静焔華って花を知ってるかい?」その一言から始まる一人語りは、振り子のように揺れながら、着実に聞き手の心の安寧を削ぎ落としていく。毒々しい花が群れ咲くどこか幻想的な風景に、ぞくりと背筋が寒くなります。

「パイロキネシス・クライシス」まあぷるさん
タイトルどおり発火能力を持つ女子高生の、非日常的な日常と非日常の物語。彼女に近づく謎の転校生の正体と目的は? 軽すぎず重すぎずの絶妙なバランスで進むストーリーがお見事です。

「21時のサウナルーム」迅本 洋さん
サウナに集いし五人の男達の、暑苦しくも熱き戦いの記録。読み進めるうちに、いつしか感動の渦に呑み込まれてしまっていました! まさか、サウナで汗を流す全裸の野郎の姿に、涙することになろうとは……。

「温度屋の美鳥さん」招夏さん
お客様の心を適正な温度にして差し上げます――温度屋に叩き屋、そんな不思議なお店が軒を並べる不思議な村の物語。優しい語り口の隙間から、ちらり、と覗く人間の業に、心が吸い寄せられるようです。

「P&S -Thermoelectric Effect-」水成 豊さん
恋に、仕事に、人を動かすものはいつだって熱いのだ。わずか十数分間に、ぎゅっとドラマが詰まった、スタイリッシュなラブストーリーです。香西さん萌え。

「熱力学第一法則」tomoyaさん
盗まれた宝石を盗み返してほしい。永久機関をめぐって争う二国のはざまで、繰り広げられる情報戦。「女たらし」ハンターと、「マイスター」スナイパーの息をつかせぬ攻防は、まるで映画を見ているかのようです。

「道祖神」tomoyaさん
和風FT。記憶を失った女が迷い込んだ異界の遊郭。そこで繰り広げられる人間(妖怪?)模様に触発されるように、彼女の過去に刺さった棘が少しずつ融解していく。幻想的で美しい情景に、どっぷりと浸れます。

「青い炎の色に」猫さん
希望の星を目指す箱舟プロジェクトの、長い長い旅の終わり。謎めいた挿話が指し示すものは、過去? それとも……? 縦横無尽に思いを巡らせるのがとても楽しい、だがとても荘厳なSFです。

「サムライ熱」モギイさん
ちょんまげで、サムライで、でも現代を舞台としたれっきとした恋愛もの。驚きの食材で、美味しいディナーを作り上げる手腕は流石です。ワンダーとロマンスの絶妙な匙加減が、たまりません!

「積善の家に余慶あり」鹿の子さん
別々の高校に進学して二年、縁あって再会した二人の胸に去来する想い。ほのぼのと進む物語の中、ちくり、と胸をさす痛みが切ないです。相手を思いやるということについて、しみじみと考えさせられました。

「夢見鳥」青柳 朔さん
お屋敷の地下に囚われた、とわの時を生きる美しい少女。不遇な少年が彼女に出会ったことで、運命の歯車は、重苦しく軋みながら再び動き始める……。幻想的で妖艶な描写に、思うさま酔いしれました。

「熱機関」ページのPさん
淡々と積み上げられていく語りの奥に、垣間見える「情熱」。バイクに乗ったことがない私ですが、ぐいぐいと場に引き込まれました。主人公に、マシンに、風に、そして世界に同化できる、まるで二人称小説のような作品です。

「トマトの情熱」菜宮 雪さん
大学の文芸部で繰り広げられる、創作者特有の悲喜こもごも。トマトがね……情熱的なトマトで……ちょっとオトナ向けのトマトなのよ……/// 楽しく笑ったそのあとに、深く考えさせられる物語でした。

「書の国の迷い鳥」月響 紅羽さん
有翼人なのに飛ぶことのできないサリィと、彼女が身を寄せる図書館の仲間達との、温かい絆に胸が一杯になりました。幻想的な情景は、まるで宝物の詰まった秘密の引き出しを覗いているかのようです。

「追懐の青」小林さん
害獣退治にやってきた若い騎士と従者。害獣に父親を殺された村の娘は、自ら道案内をかって出て……。くるりくるりと変化を遂げる物語に翻弄されるのが楽しくてたまりません! あの展開には心臓を射抜かれました。

「ボーダーライン」橘高 有紀さん
ガールズラブ、と言い切れそうで言い切れない、まさしく「ボーダーライン」な物語。友情、恋慕、執着、といったラベリングのはざまで揺れる彼女達の、なんと愛おしいことか。繊細な筆致が素敵です。

「ブルー・マウンテンの所為」いすずさん
探究心旺盛な少年と、自分が何者かわからない少女の幽霊の、ひと夏の物語。穏やかな夕べの風景が、ゆっくりと暮れゆく切なさよ。それでもやっぱり朝は再び訪れるのだ。情緒溢れる文章に引き込まれます。

「埋み火によせて」楽遊さん
書き手を自認する者ならば誰でも、この物語に揺さぶられ、問いかけられ、自らを顧みる羽目になり、そして最後の一文に息を呑むことでしょう。

「若きガラス職人の悩み」楠沢 朱泉さん
人に愛される作品とは。悩むガラス職人の奮闘の記録。息をつかせぬ展開に、読み始めたら目が離せません。そして、「女のかわいいは信用ならない」は至言です……。

 昨年と同様に、今年もツイッタに流れた感想がオンライン文化祭2012 ―熱― 感想まとめにまとめられています。こちらには、いくばくかのネタバレも含まれておりますので、未読の方はあとの楽しみにとっておくのがいいかもしれません。

 とにかく、どれも読み応えのある作品ばかりで、読み進めるのが本当に楽しかったです!
 主催の吉田さん、素敵な企画をありがとうございました!
拍手
 

電子書籍『うつしゆめ』ケータイ配信開始

うつしゆめ(電子書籍)表紙 前回お知らせした電子書籍『うつしゆめ』ですが、本日より、ケータイ3キャリア向け配信サイト「よみーな」にて配信が始まりました。

 恋愛/暗号/大学生/猫かぶり優等生/皮肉屋
 400字詰原稿用紙 257枚
 価格:\ 420
    →詳細はこちら

 パピレスなどのPCサイトでは、12/27からの配信となります。もうしばらくお待ちください。


 もうね、とにかくこの表紙……! 拝見した瞬間、あまりの美しさに息が止まるかと思いました! 何よりも、二人のイメージがぴったりで……! もう、もう……!!
 語彙の少なさに悩みながら、美形描写を頑張った甲斐がありました。いかん、顔がにやけてしまう……!
 篁ふみ様、素敵なイラストをありがとうございました!
拍手
 

12/20までの拍手

 風邪ひいて喉とか鼻がエライことになっております、GBです。

 拍手、ありがとうございますv 咳とともにどこかへ飛んでいってしまいそうなやる気の、命綱です。
 メッセージもありがとうございました!

12/17
>鹿 さん
 ビー玉コロコロ、まさしくそういう感じを目論んでいたので、とても嬉しいですv 今回、大ネタのひっくり返り具合が少し派手すぎるかな、と思っていたので、その手前でコロコロっとひっくり返り慣れてもらおうと思っていたのですよ。
 世界観については、ちょっと端折り過ぎたかなあと反省しております。皆さんがそれぞれお持ちであろう「異世界ファンタジー」感を拝借するような書き方をしてしまっていたので、そういったゲームや小説をあまりご存じない方には不親切な作りになってしまいました。でも、それでも楽しんでいただけたみたいで、ホッとしております。よかったー。
「郷愁」というお言葉には、はっといたしました。自分では全然意識していなかったのですが、よくよく考えれば、そこにあるのは、まさしく「郷愁」に他なりません。思いもかけないところで、世界が繋がっていたという事実に、鳥肌が立ちました!
 こちらこそ、素敵なご感想を、ありがとうございました!

12/18
>い さん
「と見せかけた」いいですよね!(力説) 私も大好物なので、今回それっぽいものが書けて大満足です!
 世界設定は、アウトラインはざっと考えてあったのですが、自分でも思いのほか気に入ってしまったので、もう少し具体的に練って、そのうちに形にしたいなあと思っています。えへへへ。(←おだてに弱い
 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします! ご感想ありがとうございましたv
拍手
 

12/15までの拍手

 拍手をありがとうございます! 特に携帯版をご利用の方、トップページにしか拍手ボタンを設置していないのに、わざわざ戻ってのクリック、本当に感謝しております!
 メッセージも嬉しいです。ありがとうございますー!

12/14
>楠 さん
 いらっしゃいませ。読んでくださってありがとうございます!
 コテコテ、そうなんです、コテコテ(にやり)。スパイスがアレなので、素材は思いっきりコテコテにいたしました。楽しんでいただけて良かったですv
 実は、当初のプロットでは、勢いよく鼠を通り越してしまうつもりだったのです。が、書いているうちに、当事者の人物像に矛盾が生じたばかりか、筋肉担当が、手がつけられないほどブチ切れましてね……。物語が拡散する一方だったので、必死で構想を練り直したのでした。なんとか収まるところに収まったみたいで、ほっと胸をなでおろしております。
 一発ネタで書いたものの、思いのほかこの設定が気に入ってしまったので、またそのうちに改めてじっくり向き合ってみたいなあ、なんて思ってみたり。
 ご感想、ありがとうございました!
拍手
 

12/11までの拍手

 週末が来たと思ったら、いつの間にかもう次の週の半ば……。どういうことなの……。

 とまれ、いつも拍手をありがとうございます! やる気と勇気をいただいておりますv
 メッセージも、ありがとうございました!

12/9
>ペ さん
 ご感想&再読ありがとうございます! 嬉しいですv
 異世界の動物や植生については、もう、超テキトーに読者の皆様に丸投げしております。基本は「私が(雰囲気をぶち壊さない範囲で)日本語に翻訳してあげる」ですけど(笑)、この話のパターンだと、語源不明のほかに、お持ち込みもあるかもしれません。あと、似ているものに勝手に命名とか(やっぱりテキトー
 鼠については、最初はもっと救いのない展開にするつもりだったんですよー。あまりのヘヴィさに物語の収拾がつかなくなって、こうなりました。

「こきあけ」についてもありがとうございます。読み返してくださいましたか……ふふふふ……。嬉しいですv
 幾つか「手がかり」は散りばめておいたのですが、それをきっちり拾っておられたのが流石です。残念ポイントは、キャラの行動をシミュレートした結果なので、実は書いた本人も残念に思っていたりして……w
 そして、足袋。こはぜ云々、ちょっと今から書き足してこようかと思っちゃいましたよ!

 創作意欲がばしばし刺激されるメッセージ、ありがとうございました!
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「うつしゆめ」電子書籍化について

 このたび、拙作「うつしゆめ」がパブリッシングリンクさんから電子書籍化されることになりました!
 各配信サイトにて、12月下旬より販売開始予定となっております。→配信サイト等の詳細はこちら

 で、それに際して、ラブシーンを割愛した、いわゆる「朝チュン版」をサイトで引き続き公開する許可をいただき、本日、電子書籍化に先立って、サイト掲載作を差し替えいたしました。どうかご了承ください。


 今回でありがたくも二冊目の電子書籍となりますが、この「うつしゆめ」は、前作の「撞着する積木」とはまた少し違った方向性の物語となっております。
 せっかくの機会なので、サイトから紹介文を引っ張ってきますね。

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「うつしゆめ」
推理物未満、謎解き物。
ある夏の終わり、大学四回生の彼は人里離れた山奥で嵐に遭遇する。幽かな灯りを頼りに辿りついたのは、古びた洋館で……。一筋縄ではいかない男女が織り成す、少し不思議な?物語。

 大学四回生にもなって未だ中二病を引きずっている猫かぶり優等生・柏木陸の、煩悶と救済(?)の物語です。犯罪を扱っていないこともあり「ミステリ」を名乗るには少々頼りない気がするため、曖昧に「謎解き物」と誤魔化すことにしました。
「撞着する積木」のスピンオフではありますが、完全に独立した物語となっております。
 アルファポリス第2回第4回第5回ミステリー小説大賞で大賞候補作に選ばれました。
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 電子書籍版のほうには、削除したラブシーンのほかに、番外編と、後日譚の二篇を新たに書き下ろして追加しております。
 また、本編の一部および後日譚において、サイト版では明文化していなかった幾つかの謎の「答え合わせ」をいたしました。私お得意の「細部は各自でご想像ください」的投げっぱなしジャーマンを、きっちり回収したというわけです。

 トータルで、400字詰原稿用紙257枚。(ちなみに、サイト版は199枚)
 価格など、詳しいことは中旬になったらお知らせすることができると思います。
 サイト版ともども、是非よろしくお願いいたします。
拍手
 

11/30までの拍手

 いつも拍手ありがとうございます! 読んでくださった人がいるんだ、と、大喜びしておりますv
 メッセージもありがとうございました!

11/30
>て さん
 あああありがとうございます! 一つの作品で二度美味しい、まさしくそれを目指して頑張ったので、本当に嬉しいです! ヽ(*´∀`*)ノ
 この話を書くにあたって着物のことを調べて、改めて「素敵だなあ」と思いました。そう、本当に、用語だけでも雰囲気ありますよね。文章を綴る際の言葉選びも、普段にも増して楽しかったですv


>こきあけ、読みました。 の方
 おっしゃるとおり、「ぎこちない恋」「まどろっこしい恋」を描こうとしていたので、そう言っていただけて良かったです。苦手な一人称を頑張った甲斐がありました。三人称だと、ついつい情景描写をがっつり入れてしまうことから、わざと翻弄される側の一人称で、ぐぐいと視界を狭めて書いたのです。
 雰囲気の違いをしっかり読み取ってくださって、ありがとうございました!
拍手
 
 

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2017/11/30:GB
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2010/09/05:はやぶさが来るよ!

書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

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