カテゴリ「雑記」の記事
- 2023/10/19
- 海上保安庁測量船「平洋」一般公開 その2 (おまけ:JAMSTEC「よこすか」「しんかい6500」「うらしま」一般公開)
- 2023/10/19
- 海上保安庁測量船「平洋」一般公開 その1
- 2023/09/18
- 夢の話3
- 2023/07/29
- TRPGプレイ記・シノビガミ「焔立つ」
- 2023/07/11
- 多田銀銅山遺跡 その2
- 2023/07/11
- 多田銀銅山遺跡 その1
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- 2023/06/20
- TRPGプレイ記・平安CoC「黒妖の月」
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- 2023/04/08
- 献血体験録2
「
海上保安庁測量船「平洋」一般公開 その1」の続きです。
第一船楼甲板の第七主任室を出て左舷側へ。途中、診療室も見学したんですが、なんでか写真が残ってませんでしたわハハハ。
入って右手にベッド、その奥に流し台、更に奥にトイレ。左手には机、隣の医務官室(非公開)へのドア、棚。救急箱が一つ机の上にあるほかは余計なものが一切出ていない、きれいに片付けられた、清潔感ある部屋でした。

診療室の奥、船尾側の甲板に直接出入りできる扉があるのは、緊急事態に備えてのことなのかな、なんてことを見学しながら考えていました。船内図を見ても、操舵室を除いた他の部屋には直接甲板に出られる扉はついていなかったし。海が荒れたり天候が崩れたりした際に、船内に水が入るリスクを最小限にしたいのだろう、それでも診療室には外への扉をつけたんだな、と。
しかし、今回この記事のために上の見取り図を描き起こしていて(船内案内図の写真を拡大して使おうとしたら画像が荒らすぎた……)、診療室の外扉が、船内通路から各部屋へのドアは勿論のこと通路から甲板に出るための扉と比べても、幅が広いことに気がつきました。案内図の写真が歪んでいるというわけではなく、これは明らかに、幅が広い。
――アッ、これ、ベッド(ストレッチャー)を通すためのドアだ。
なるほど確かに、診療室には外扉が必要だ、と今更ながらに納得した次第です。
通路に戻り、左舷側の扉を通って、船尾の甲板へ。ここらでもう一度
船内案内図をリンクしておきますね。
左舷側にあるのが、黄色が鮮やかな無人高機能観測装置USV(Unmanned Surface Vehicle)。


専用クレーン(
観測室から撮影した写真の奥、中央よりやや右)で揚げ下げするそうです。
その奥には、各種センサーを海に投下する場所があります。この写真は、やや右舷よりの位置から、左舷後方を写したもの。
手前にあるのがセンサーを繋いだワイヤーを巻き取るための機械で、奥の白いフレームがギャロスです。使用時にはグワーと立ち上がって船の外に出っ張って、滑車でワイヤーを海中に送ります。

階段を下りて、一階層下の上甲板へ。
こちらは、自立型潜水調査機器AUV(Autonomous Underwater Vehicle)。一台が観測準備室に格納されていて、

もう一台が準備室の外にレールで引き出されていました。これは、その横にあった説明パネル。

レールの先、船尾にAUV用の投下装置がありました。平時は水平になっている装置の上に、後ろが海のほうを向くようにしてAUVをクレーンで載せ、投下操作を行えば、装置が海に向かって傾き滑り台のようになってAUVを海へおろす、ということです。
勢いよく滑り落ちるのかと思いきや、AUVの頭は装置とワイヤーで繋げられていて、慎重に海面におろされるそうです。
海に入るとAUVはワイヤーを自動で切り離し、プログラムどおりに自律航行で調査を行います。
回収時は、戻ってきたAUVの頭に手作業でワイヤーを取りつける以外は、投下時の手順を逆になぞることになる、と。
この上甲板では、AUVのほかに、海水を採取するためのCTDシステムや、浅海用音波探査装置、前の記事で触れたサメ大好き海上磁力計センサーなどが展示されていました。別にいいかなー、って思って写真に撮らなかったけど、こうやってレポをまとめることになるなら、ひととおり撮影しておけばよかったかも。いいかげんですみません。
ていうか、今更ながらに海上保安庁のサイトを見にいったら、
測量船「平洋」の搭載装備を徹底解説というWEB一般公開のページを見つけてしまいました。
エッ、操舵室や観測室の見取り図も写真もあるやん。前の記事に載っけた観測室のメモ、本当にうろ覚えもいいところだったw 恥ずかしいww けど修正するのめんどいし、ありのままの私でいきます! 興味のある方は是非とも本家サイトを見てみてください!
(2023/10/23追記)
この日の一般公開に参加した方のブログを見つけたので、リンクしておきます。観測室や特別公室兼会議室、診療室のほか、計測機器などの写真もとてもこまめに撮ってらっしゃって、とても充実した記録になっています。(お蔭さまで診療室の外扉が他のドアよりも幅が広いことを確認できました)
◆
測量船平洋一般公開 ① Techno Ocean 2023(追記終わり)
ともあれ、普段見られないものをじっくりとこの目で見ることができて、とても楽しかったです!
貴重な機会をありがとうございました!!
表題の「おまけ」は、追記に。
10/7に行われた、海上保安庁 測量船「平洋」一般公開に参加した記録です。
ツイッターじゃなかったXやインスタ、Blueskyなどでもちょろっと呟いていましたが、せっかくなので撮った写真をドーンと出してしまいます。何か創作の資料になるかもしれないし。
今回の一般公開は、10/5~7に神戸国際展示場で開催された国際コンベンション「
Techno-Ocean 2023」におけるイベントの一つでした。
このコンベンションは二年に一度神戸で開催されていて、今回も約90もの海洋に関する会社や団体が出展していました。有名なところでは、JAMSTEC、IHI、川崎重工、海上保安庁、神戸大、大阪公立大、などなど。

気になったブースでポスター展示や動画上映を見たりお話しを聞いたり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
パンフレットやキーホルダーなどお土産もたくさんいただいて、大満足です。次の開催は予定どおりならば二年後ですが、興味のある方は是非訪れてみてください。
さて。
本題の「平洋」一般公開です。整理券を「Techno-Ocean 2023」の会場で受け取り、無料のシャトルバスでポートターミナルへ。

舷梯を上がってすぐの第二船楼甲板。

ここで、第一船楼甲板の階にあった船内案内板を貼りつけておきます。大喜びで写真を撮ったものの、ピントが微妙に合ってないの、痛恨の限り。

クリックしたら拡大して見られます。小さな文字が軒並みボケてるけど!
話を第二船楼甲板に戻して。
甲板の左舷やや前方に記念撮影コーナーが設置されていて、主に子供連れの人が列を作っていました。それを横目に、左舷の階段で二階層上の航海船橋甲板上部へ上がります。
最初に訪れたのは、船橋内操舵室。

機器が並んでます。一番右のモニターに映っているのは海図じゃないかな。

こっちは上に写っているのとは別の、機器列左端にあったレーダー。

電気系統の制御盤。

皆の憧れ、操縦レバー。

以上の機器は全て船首のほうを向いていて、振り返ったところに海図用の机がありました。
このあたりの配置は、以前見学したJAMSTECの「よこすか」(しんかい6500の支援母船)も同じでしたな。 操舵室の右舷扉。水が入らないよう密閉できるようになっています。

製図用の机を左舷側にまわり込んだ後方、観測室への通路脇に、扉の開閉状況等監視装置と炭酸ガス消火装置の制御弁箱。

操舵室の次は、奥にある観測室も見学しました。この写真は観測室の窓から船尾の甲板を見たもの。

観測室、見学者で溢れかえっていたために部屋の写真が上手く撮れなかったんですよね……。
船尾に向かってやや奥行きのある部屋の中に、長机が三つ、操舵室から見て三の字に並んでいます。左舷側の壁は観測機器の制御装置で埋め尽くされていて、右舷側の棚にはPCとモニタが何台も置かれていました。
ざっとメモってみると……、

こんな感じですね。霧散する記憶……。
観測室を出て階段を下へ。
直階段の途中には両側に航海船橋甲板下部への扉がありましたが通過して、二階層下にあたる第二船楼甲板の階へ。
次なる見学場所は、特別公室兼会議室、なんですが、観測室同様見学者がいっぱいで、やっぱり上手く写真を撮ることができませんでした。
二箇所ある出入り口のうち船首側の扉から入ると、右手の壁に大きなモニターがドーンと据えられていました。部屋の中央には長い机がドーンと置かれ、ソファっぽい椅子が全部で10。ソファの足もとの床には小さなプレート状の金具があり、海が荒れた時などはソファを固定できるんじゃないかな……係の人に訊けばよかった。
こちらも代わりにメモを貼りつけましょう。

(ソファのパースが狂ってるけどキニシナイ)
来賓があった時や、幹部職員の会議などで使う部屋だそうです。この日は見学のために絨毯の上に養生のビニールが敷かれていました。
船尾側の扉から特別公室兼会議室を出て、すぐ近くの階段で第一船楼甲板の階におりて、前述の船内案内板の前へ。その背後にある第七主任室も見学者に開放されていました。

とてもコンパクトで機能的な部屋です。左側には書き物机、右にはローテーブルとソファも。
さて、観測室の様子を写真に撮るのは早々に諦めた私ですが、掲示されていた主なパネルは撮影できたのでここで少しご紹介。観測船「平洋」がどのような調査を行っているのかがわかります。



このパネルの左下にある海上磁力計センサーの実物が、船尾側の上甲板(あとで詳しく述べます)に展示されていました。
船体の鉄や電気機器の影響を避けるために、センサーを船尾から約350m離して曳航して使用するそうですが、説明してくださった海保の人曰く、
「なんでか、うちの磁力計は、よくサメが噛みついてくるんですよね」

サメの攻撃を受けてヒビが入ってしまったセンサー実物。

写真にはギリギリ写っていませんが、サメの歯の小さなカケラが喰い込んだまま残っている箇所もありました。
センサーが出す電磁波とかそういうものに呼び寄せられるのか、単純に色合いと形がサメ好みなのか、比較対象実験をしてみたいところです。
長くなったので、続きは
次の記事に。
はい、忘れたころにやってくる、夢ネタのツイートまとめ(この頃はまだツイートだった)その3です。
なんか、こう、人間の脳みそってフシギダナー、って気持ちになること請け合いですよ。
※お肉を提供してくれた某フォロワさんというのが、生ハムに縁の深い方だったので。
たまにフォロワさんが夢に出てくる時があるんだけど、実際に会ったことがなくて姿形がわからなくても、夢の中では何故か「この人は〇〇さんだ」という強い確信を抱いているのがとても不思議。
【関連記事一覧】
夢の話1夢の話2夢の話3
狼子さんオリジナルシナリオ、シノビガミ「焔立つ」の記録です。
ココフォリアとディスコードを使用して、オンラインでの半テキセで二日間遊んでまいりました。

GM(ゲームマスター)は狼子さん。PL(プレイヤー)およびPC(プレイヤーキャラクター)は以下のとおり。
PC1 五百森望(PL:
乗州さん)
鞍馬神流。過去に美しき忍神の姿を目撃したことのある高校生。背景から生き様、その葛藤まで、すごくヒロイン(!?)でヒーローでした。他PCから「少年」って呼びかけられるのがとてもイイ。
PC2 阿部令士(PL:私)
鞍馬神流。忍神によって滅ぼされた里の生き残り。当時(10年前)は大学生で、路頭に迷いかけたところを親切なお姉さんに拾われ、現在も同居中。
PC3 斑鳩 ハイト(PL:
奥沢さん)
隠忍の血統。ふらりと人里にやってきて、事態を見守るモフモフ使い(違います)。人が紡ぐ「物語」を愛すがゆえの、望少年との距離感が尊かったですご馳走さまでした。
PC4 凪楽伊舞(PL:
まほそさん)
斜歯忍軍。見事に馴染んですっかり皆の人気者になっている旅人。見た目可愛いちんまい女の子が、おばば口調で喋ったり、自分よりも年上に見える人間を「少年」とか「若者」とか呼ぶの最高かな。
舞台は忍神の噂がたった山奥の村。一見のどかなこの村に、あれやこれやの理由でこの四人が集合し、温泉につかったり、火器マッサージ???を受けたり、飴ちゃんを配ったり、歯ごたえバツグン熊ボタン鹿鍋を食べ……食べたのか……? なんやかんやあって忍神の復活を阻止してまいりました。
自PCのキャラ概要を貼りつけときます。

最初はもっとオッサンにするつもりだったけど、10年前に学生だったほうが色々とおいしそうだったので、こんな感じになりました。
今回初めての上忍キャラなんですが、PLのヘッポコ度との兼ね合いで、PCの自己評価は低くなっております。皆これぐらいフツーだろ、って。オレがアベレージだ。――生き残っちゃった負い目というか、そんな感じということにしといてください。
これからこのシナリオをプレイするかもしれない人のためネタバレしないように、となると、感想がむちゃくちゃ抽象的になってしまうんですが、PCとシナリオの関わり方がとてもバランスよくって超好みでした。各PCに想定されていたであろう見せ場と、各人のロールプレイがカチリと嵌まった瞬間がすごく気持ちがよくてねえ! シナリオそのものが、PCそれぞれを上手く引き立たせてくれるの、本当にお見事です。
また、PLの皆さんが各々の役割を見事に演じきっていたのが、素晴らしかったです。
望少年の、葛藤からの決意もだけど、令士への心臓を一突きにするかのようなあの問いかけ……!! 受けた瞬間、「うおぉお、これ映画だったらいわゆる名シーンって謂われる場面ちゃうん!」「そして名シーンになるかどうかは私のロールプレイにかかっている! 無理か!」って脳内が大騒ぎでしたよ!
ハイトさんはハイトさんで、思い悩む少年の「物語」を――心の奥底までをも――見通したい、知りたい、しかし下手に構えば少年の「物語」に自分の色が混ざってしまうかもしれない、けれども若さゆえに躊躇い足踏みをする少年の姿はやはりまどろっこしくて、お前の本当の願いは奈辺にありや、……という、ポジションが格好よかったです。
伊舞ちゃん、マスコット的癒し要素を猛プッシュ、と思いきや、ここぞという場面でとても自然に少年の背を押したり、なんでもないというふうに令士の躊躇いを払拭したり、暗闇に惑うPC達の足元を上手いこと照らしてくれるのが流石でした。あと、個人的に、ハイトさんの達観した態度を一瞬だけとはいえ剥ぎ取った「おばばパワー」にニコニコしてしまいました。
以前書いたように、私は物語の登場人物を関係性で捉える癖があるので、今回はGMの協力を得てシェアハウスのお姉さんを設定しました。10年前に学生、という設定にしたのは、生活力が無いのを見かねたお姉さんが、しばらく自分と一緒に住めばいいよ、って声をかけてくれるように、という計算でした。
寝室は別、共用スペースあり、家事は分担……といいつつ、実は早々に令士が家事全般を担当するようになって、令士が「そろそろ独立するか」と思っても、お姉さんの生活能力が頼りなさすぎて出ていくに出ていけない……というのはGMからの提案です。なにこれ素敵。

一緒に住んでるけど一線は越えてなくて、むしろ令士にとっては世話になってる恩人ていうか人生の師匠って感じで、だから上忍になって取得した二つ目の奥義は指定特技がお姉さんに関わるものとなっているし、なんなら奥義の名前もお姉さんにちなんでます。山ほど盛ったぞ、クソデカ感情!(フンス
立ち絵の中華シャツも、お姉さんがお揃いで用意したものをぶつくさ言いつつ大人しく着ている、という設定です。服装に無頓着だから買ってもらった服を素直に着る30歳……。
とまあ、こんな感じなので、同卓の皆様には、ゲーム中の阿部令士の胸中を解っていただけましたでしょうか。はい。
ドラマティックな展開を、手に汗握るバトルを、たっぷりと堪能いたしました。
楽しい時間をありがとうございましたー!
「
多田銀銅山遺跡 その1」の続きですー。
青木間歩の入り口の写真にあるように、坑口の左脇から山へ登ることができ、少し上に行けば路頭掘りの跡が見られます。
悠久の館で見た映像資料によると、過去に実験で坑道で煙をたいたところ、この路頭掘り跡からも煙が観測されたそうです。

悠久の館からの道に戻り、北に80mほど歩くと、青木間歩の水抜通風穴跡を川の向こう側に見ることができます。木に隠れて見えづらいですが、写真の右から1/3ぐらいの所に写っています。

更に山のほうへ進めば、日本鉱業(株)多田鉱山事務所跡がありました。土台の石積みだけが残っている感じですね。

事務所跡から見える坂の上方には、岩肌が剥き出しになった場所が目立っていました。
これも史跡の一つ、多田銀銅山の大露頭です。


瓢箪𨫤の「𨫤」とは鉱脈のことです。瓢箪というのは、この北にある瓢箪間歩と同様に豊臣秀吉が由来となった名前なのかと思ったら、『
生野鉱山の地質鉱床特に金銀鉱床について』という論文の10ページ目にも瓢箪𨫤という名前の鉱脈が記されていました。生野銀山も秀吉の直轄だった時期があるから、同じようにネーミングされたのかな? それとも、含有鉱物や地形などのなんらかの条件によって定義された「瓢箪」という一般的な鉱脈の呼び名が存在するのかな? 素人がピャッと調べた程度ではよくわかりませんでした。
ちなみに、ここの瓢箪𨫤については、
主な鉱石鉱物は、斑銅鉱・黄銅鉱・自然銀・輝銀鉱、その他の銀鉱物
(
多田銀山の歴史と鉱物採集@
兵庫の山々 山頂の岩石より引用)、だそうです。
大露頭のすぐ北側には、現在は立ち入り禁止の台所間歩がありました。

そこから更に100mちょい北へ、鬱蒼と木々が茂る山の中へと道を進むと、先ほどちらりと名前を出した瓢箪間歩があります。やはり立ち入り禁止。


ここから更に北へハイキングコースを辿り、道の駅いながわで家族と合流する、という手もあったんですが、暑いし飲み物も尽きたので、道を戻って悠久の館から山向こうの住宅地にあるイオンモール猪名川で、アイスでも食べながら迎えを待つことにします。
途中、青木間歩のすぐ南にある金山彦神社に立ち寄りました。

鳥居をくぐってすぐのところにある案内板。

これは裏側から見た拝殿。なるほど懸崖造り。

趣のある境内。休日だったので下の道はそこそこハイキング客が行き来していたけれど、ここは完全に無人でした。

さて、悠久の館から600mほど道をくだったところ、道の脇に螺旋階段がありました。ワクワクするあまり写真を撮り忘れたので
ストリートビューのスクショを貼りつけておきます(←リンクからグーグルマップに飛べるので、色んな角度から見てみてください)。

ぐるぐると螺旋を二周し、渡り廊下を渡った先に更に上へ行く螺旋階段がもう一つ。こうやって山の急斜面を越え、住宅地の端っこに出るわけです。
途中の渡り廊下には史跡案内板が二つありました。どうやらかつてこの真下を旧道が通っていたようです。この史跡の存在は完全にノーチェックだったから、偶然に感謝です。

番所跡は木々がワッサーと茂っていてよく見えませんでした。

三時間ちょっとの短い探索でしたが、楽しかったです!!
資料保存も兼ねて写真をぺたぺた貼りまくったため、やたら長い記事になりましたが、お付き合いありがとうございました。
先月に多田銀銅山遺跡を訪れた記録です。
多田銀銅山は、兵庫県猪名川町にある産業遺構です。少し東に行けば大きな住宅地が広がっていて、比較的アクセスしやすい場所にありました。
たまたま家族がその隣の市に用事があり、行き道は「悠久の館」という資料館の前まで送ってもらうことができたので、楽々のスタートです。
銀山地区の入り口に立っている案内板。

悠久の館には鉱山の歴史についての説明があり、鉱物や道具などが展示されていました。同じような大きさの鉱石と普通の石が用意されていて、実際に手に取って比重の違いを確認することもできます。予想以上にしっかりと重さに違いがあって、「なるほどー」ってなってました。
展示室の片隅にはPCがあって、江戸時代に描かれた多田銀銅山の絵図を、地図に照らし合わせながら見ることができました。どうやら多田銀銅山には、現在一般見学者が確認できる間歩(まぶ:坑道の江戸時代の呼び名)のほかに更に四つほど間歩があったそうですが、今は近づくこともできないようです。
館内は原則撮影禁止。展示物によって一部例外的に撮影可の印があったけれど、個人的に「まぁ写真に撮るほどでもないかー」と思うものだったので、ここではカメラは使いませんでした。
代わりといってはなんですが、オリジナル絵葉書、四枚組200円を購入。施設管理費の足しにしていただければ……(入館料無料だったのです)。
悠久の館のすぐ裏を流れる野尻川(銀山川)の向こう岸には代官所跡があります。
写真は、展示室を出たところにある、対岸を臨んだ案内板。絵図の当該箇所が載っているのがありがたい。

で、実際に見える代官所跡はこんな感じ。解説がなかったら何が何だかさっぱりわからないところでしたね……。

悠久の館の、道を挟んだ反対側には、一段高い場所に駐車場と「悠久広場」がありました。
精錬所の跡地とのことで、広場の一角にレンガ造りの溶鉱炉の一部が復元されています。

これが、実際の煙道の跡。広場北側の斜面、フェンスの外側にひっそりと、これも解説が無かったらわからなかったに違いないです。

この説明板は数十センチの高さがある台の上にあって、写真を撮るのにちょいと苦労しました。さすがに台によじ登るわけにもいかないからね。

これも。上のよりは低い台だったけど、全文を写真に収めるのを諦めていますな……諦めがよすぎる。

さて、悠久の館前の道に戻って、山のほうへ。
これは、野尻川にかかる銀山橋を渡ってすぐの川縁にあった平炉跡。

更に進んで、唯一内部が一般公開されている青木間歩へ。

見学することができる坑道は昭和に掘られたものなので、歩きやすいです。

外の気温は25度だったけど、中は14度。

温度計のあった場所で、坑道は右手に折れます。
湿度が高くて奥のほうは靄って見えた……けど、写真だとあまりよくわからないのが残念。そこかしこから水が滴る音が聞こえてきて、何度か水滴を頭に受けてヒャッってなりましたw


隣接する江戸時代の手堀り坑道を、フェンス越しに垣間見ることができます。

これも、

これも、江戸時代の坑道。真ん中あたりに緑青が見えますな。

同じくフェンスの向こうに見える立坑を見上げて写真を撮った……んだけど、なにがなんだかよくわからんというね……。上からちょろちょろと水が流れ落ちてきています。

長くなったので、続きは
次の記事に。
過去ログを調べている過程で発掘したツイートが、あらためて自分でもちょっとツボったので、この際だからまとめておきます。
戴星さんのオリジナルシナリオ、平安CoC(クトゥルフ神話TRPG)「黒妖の月」の記録です。忙しかったりなんだりで四箇月も寝かせちゃったけど、ブログに載せる用のキャラシートも作っちゃったし、あらためてまとめておきます~。
KP(キーパー:ゲームマスター)は戴星さん、PL(プレイヤー)は
テイクさん、
狼子さん、私、の三人。ココフォリアは情報の提示やダイスロールのみに使用し、プレイそのものにはDiscordの音声チャットを使ったボイセ(ボイスセッション)で、二日かけて平安時代の京都で遊んできました。
長谷景時(PL:テイクさん)
鎌倉を治める受領。「鎌倉殿の13人」と呼ばれる13人の部下を引き連れ上洛。身分もあれば武器も(技能も)ある、非常に頼もしい存在。
流柄カノト(PL:狼子さん)
右京に居を構える薬師。コミュ強で町民の皆さん(特に女性)の人気者。ダイス運の結果、困った時に駆けつけてくれるファン(!?)を獲得。
我天慶(PL:私)
西寺所属の下っ端仏師。師匠は文慶、そのライバルは理慶、というネタがセッション中に爆誕しましたw

ラストを締めくくる皆の和歌を以下に貼りつけておきます。

これは和歌表が生成した我天慶の旅立ちの歌。

同じく和歌表による景時殿の船出の歌。

そしてこれは、異郷へ旅立つ二人を見送るカノトさんが自分で詠まれた歌。こういうのをサッと創れるの、すごいです!

気がついたら、鎌倉殿もきちんとした自作の歌を詠んでおられた……くぅーカッコイイ。
私はというと、「西方の地に行ったら、木だけじゃなくて石を彫る技術も会得して、新しい鎌倉(???)に鎌倉殿の堂々たる石像を作ろう!」などと与太話を披露して終わりましたw
PC的にはシリアスな状況でも、KPもPLも笑いが絶えない、とても楽しいセッションでした!
前回の記事はこちら。
あれからまた記録がたまったので、まとめておきます~。
まずは、コロナ禍始まってすぐ、「血が足りないんです」という献血センターからのお知らせメールを受けての回。
今のところ、過去に献血ベッドで渡されたのは二回ともチョコとスポドリでした。手軽に用意できるものの中で血圧回復の効率がいいのかもしれない。初めて貰った時は、献血終わったその場で飲食物を渡された意味がわからず、お腹がすいていなかったこともあってお土産にしようとしたら、「今ここで食べてください」って怒られたものです……。
多忙やら体調不良やらで期間が空いてしまったけど、そろそろネクストチャレンジしようと思っているところです。
連続四回成功なるか、乞うご期待!!
書籍

『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版
電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク
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