未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧書籍のご案内
   
ユーザータグ「天穹に詩う」の記事
2023/11/13
創作話] 大切な人が眠り続ける呪いにかかったら 
2023/01/09
創作話] 「切々と望む」こぼれ話ツイートまとめ 
2018/08/07
創作話] 創作関係の呟き:結びの一行、書き出しの一行 
2018/01/12
創作話] 創作関係の呟き:美形キャラ 
2016/04/27
創作話] 魔術の詠唱についてとか諸々 
2015/10/26
創作話] 創作関係の呟き:己の気に入ってる一文を晒す 
2012/07/09
返信] 7/8までの拍手他、お礼もろもろ 
2012/06/15
後書き] 「天穹に詩う」 

大切な人が眠り続ける呪いにかかったら

 夏にX《ついったー》で#大切な人が眠り続ける呪いにかかりそれを解く条件が人を100人ころすことだとしたらうちの子はどうするというタグで遊んだ時の記録をまとめておきます。

#大切な人が眠り続ける呪いにかかりそれを解く条件が人を100人ころすことだとしたらうちの子はどうする
ファンタジー組のメインキャラで考えると。

条件を粛々と実行する
ユエト(切々)、ウルス(紅玉)、ロイ、エセル(黄昏)

彼ら以外は他の解除方法を探すだろうけど、その理由には色々あって、→
posted at 2023/8/21 17:29:54
良心が許さないから
ウネン、テオ(黎明)、サヴァ、ラーノ(渡座)、アルノルド、ロニー(帰郷)、マニ、ヒュー(天穹)、ガーラン(夜風)、リーナ(炒り豆)、シキ、レイ、インシャ(黄昏)

立場が許さないから
ラグナ(紅玉)
(つまり、戦争だのなんだの許される状況があれば躊躇わず実行する)
posted at 2023/8/21 17:33:10
犯罪者になりたくないから
ボネ(切々)、モウル、マルセル(黎明)、ヴェー(帰郷)

呪われた当事者が喜ばないだろうから
オーリ(黎明)、サン(炒り豆)
(オーリの場合、呪われたのがモウルならたぶん実行する)

探求心
ユール(切々)
(そもそも彼がそこまで他人に心を寄せるかどうか……)
posted at 2023/8/21 17:35:17

そして、全てのキャラクターに多かれ少なかれ含まれている、作者譲りな脳筋要素が、
「呪いをかけた奴をこの世から消してしまえば、呪いは解けるのでは????」
とザワザワしてるんですが、どうしようかね……( ˘ω˘ )
posted at 2023/8/21 17:40:48


 オーリの例外事項について、「モウルのことを特別大切に思っているからではなく、モウルなら気にしないだろうと思っているからですね(要約)」とのリプライを受けて。
@fuyukiyoko そのとおりです~。さすがに、モウルが全然気にしないとまでは思ってないでしょうが、彼ならなんとしても目を覚ましたいだろう、と確信して実行するかなあ、と。100人分の命の重さや業は、モウルと半分こするつもりですね。
posted at 2023/8/21 18:07:39
 更に、「ウネン相手にどうしても実行しなければならない事態に陥ったら、業は全部自分で背負う覚悟ですね(要約)」とオーリへの信頼を寄せてくださいました。
@fuyukiyoko そうですね。もしどうしてもやるはめになったら、全部自分が背負うつもりでしょうね。
でも、実は当初から相手にウネンを想定してて、「俺が全部背負おうとしても、あいつは自分を責め続けるだろうし、かといって全てを隠し通すなんてことは俺にはできそうにないし」ってなったんですよね……
posted at 2023/8/21 19:22:49


 別の方からはウルスとラグナに「そういうとこだぞ」的なコメントをいただきました。あと、オーリの重さwにも。
@WH_hiromi ウルスもラグナもね……ほんとうにね……。
オーリは恩や情を抱く人間を前にすると自分の優先順位がガッと低くなるので、出力が極端になりがちなんですよねー。
良心組もその他の動機が無いわけではないでしょうが、ほかと比べると随分健康的でホッとします~w
posted at 2023/8/22 05:41:46


 ちなみに、「呪われた当事者が喜ばないだろうから」枠のもう一人であるサンについては、相手をリーナに想定しての反応となっています。彼女の善なる部分に対する、圧倒的信頼感……。
 他の人間がこの呪いにかかった場合、それが主君だったら「条件を粛々と実行する」、それ以外なら「良心が許さないから」かなあ。あ、でも、レイが相手だったら、「呪われた当事者にぶん殴られたくないから」という新項目が爆誕しそうな気がしますw
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「切々と望む」こぼれ話ツイートまとめ

 風土記系競作企画「調」 参加作「切々と望む」についてのこぼれ話をまとめました。

いつもの癖で規定文字数に収まりきらないボリュームのネタを選んでしまったため、割愛した情報について。これは後半(2ページ目)最初のシーンでユールが「素晴らしい学問」ってエエカッコするシーンの前フリで入れるつもりでした。教室の位置から色々察して、ってアレ。
@sousakuTL ルドス大学校(旧ルドス城)の大雑把な構成。第二城門内右手の旧魔術院(四代前の領主が魔術師養成のために建築)が「玄秘学」の校舎。正面、主館(二代前の領主が増築)に「法学」「医学」「哲学」、領主と家族が住んでいた居館に「数学」「経済学」「政治学」、使用人棟に「歴史学」。
posted at 2022/11/26 9:57
posted at 2023/1/7 21:07:22
ルドスがまだ帝国領ではなかった頃のルドス城については、「天穹に詩う」にちょろっとあります。
この話に登場する領主が「すげ替えられ」てしまった領主で、ユールの姉が嫁いだ相手です。が、これは単に世界が繋がっているというだけの話で、今回の話とは全然関係ないです。風景の一部みたいなもの。

posted at 2023/1/7 21:40:42
ユールの「エエカッコ」ですが、そのためにわざわざ選んだ建前がクライマックス近くになって裏目に出てしまい、ムカついた彼は舌打ちするに至ったというわけです。ボネはこの舌打ちを聞いて、「あれは建前=綺麗事で、こいつが歴史を学ぶ動機は他にあるのか」と気がついたのでした。(野暮すぎる解説)
posted at 2023/1/7 21:50:07

これは報告書と実際の出来事とを織り交ぜて書こうと思ってた時に使うつもりだったやつです。ボネの記録は帝国式で、味気のない「一月」「二月」。ユエトの故郷では別の呼び名があります。
ちなみにこの世界では一箇月30日、一年は360日。閏年も在るけど基本わかりやすいです。
あとこれも供養。山脈の東、橡平野で使われる月の名。調査地とは関係ないのでこのへんの演出も思いきって割愛。 #異風調
1月 明けの月
2月 灰の月
3月 水の月
4月 花の月
5月 緑の月
6月 穂の月
7月 日の月
8月 雲の月
9月 実りの月
10月 火の月
11月 魚の月
12月 白の月
posted at 2022/11/26 10:30
posted at 2023/1/7 22:08:08
 同一世界を舞台としている「九十九の黎明」本編を読了した方は、なぜ暦が「わかりやすい」のか察してくださるのではないでしょうか……。

初日のキャンプ地でのユールの語りも、脇道にそれた蘊蓄部分を全部割愛しました。「何故この沙漠に興味があるのか」と問われたのに、話が余所の土地にまでどんどん拡散していったので。これら余計な枝を払った結果の「簡潔にいきましょう」でした。本当に簡潔にいきました。
@sousakuTL というわけで、 #異風調 ボツデータ供養その3。
南大陸のカフタスやボルデの沙漠に生息するツノネズミは、額に並ぶ三つの角で結露を集めて水を得る。スナウサギは、目の周囲を覆う黒い毛で太陽の反射光を防ぐ。
橡川沿いの城跡には、瓦礫を割って立つ樹齢二千五百年の木が確認されている。
posted at 2022/12/12 22:05
posted at 2023/1/7 22:12:46
ツノネズミは異風祝参加作「渡座の祈り」の冒頭に出てきたやつです。手足・尻尾・耳から額の辺りといった末端の毛が薄くて、体は普通にネズミな感じに毛が生えている哺乳類です。薄明薄暮性で、昼間は毛の薄い箇所で発汗して体温の上昇を防ぎ、夜中は手足尻尾をお腹の下に収納して体温を保つのでした。
posted at 2023/1/7 22:16:03

「沙漠」は水の少ない土地のことで、砂だったり土だったり岩だったり塩だったり、そういう地形をまるっとまとめて「沙漠」と言うそうです。(今回の執筆時に明確な定義を知ったので、異風祝の時は「砂漠」って書いてましたわ……ははは) #異風調 #調014
引用ツイ>twitter.com/fudokift/statu…
posted at 2022/12/22 22:03:37

セメント:膠灰
モルタル:膠泥
とかも使いたかったんですが、文字数が足らなくなったため、ユールの蘊蓄が減りました ( ˘ω˘ ) #異風調 #調014
引用ツイ>twitter.com/fudokift/statu…
posted at 2022/12/22 22:12:05

この量程車は、伊能忠敬のものを参考にしました。正確性に疑問がありパフォーマンス用ではないかと言われていることから、動輪をもっと大きく(描写を削ったけど樹脂のタイヤもつけたいところ)、前後の傾きと方位も測定可能にした、"わたしのかんがえたさいきょうの"量程車です。 #異風調 #調014
引用ツイ>twitter.com/fudokift/statu…
posted at 2022/12/22 22:22:36

「鍋を使って生地から焼き上げたパン」は、現地で小麦粉と水と酵母を混ぜて鍋に入れ、焚火で焼いたやつです。鍋にパンがこびりつきまくるけれど細かいことは気にしない。大学生の時に豪州の農場に滞在した際にキャンプで御馳走になりました。辺りを飛び交う羽虫が生地に混入しそうで心配したものです。
posted at 2023/1/8 12:09:19

読んでいるうちにわかってくるだろうと思って明記しませんでしたが、亡国騎士の嫡男がユエトで前領主夫人の弟がユールです。二人とも一般庶民より裕福な、人を使う側の人間なため、「旦那様がた」と呼ばれることに慣れっこなのでした。ユエトは国が滅んで兄弟で落ちのびてきた行程でそれなりに生活力→
posted at 2023/1/8 12:02:32
を身に着けましたが、ユールは家事の類はまったくできません。タナやリュが食事の用意をするのを、まさに〈見学するだけ〉いや〈見学しながら質問攻めにするだけ〉です。「今入れたのは何です?どういう効能?(メモメモ」ユールは監視していたつもりはなかったけれど、彼らは鬱陶しかったでしょうな。
posted at 2023/1/8 12:03:22

既存キャラうんぬんについて。ユールとユエトだけフルネームが出てくるのは、二人を審問にかける旨の書類にフルで記載されていたせい&ボネが彼らを威嚇するためにわざわざフルで呼んだせい、なんですが、ついでに既存作を読んだ方に「お?」ってなってもらえるかなーと調子のいいことも考えてました。

posted at 2023/1/8 12:14:26
 明記していませんでしたが、「切々と望む」の時は、ユールもユエトも23歳です。
二人の頭文字がお揃いなのは世界の有様としては単なる偶然ですが、物語を作る上で「頭文字が同じという理由で、言葉の違うユエトの世話をユールが先輩から押し付けられた」設定(小説には未登場)にしたからです。うっかり文字数までお揃いにしてしまって、思った以上にややこしくて後悔しています……
posted at 2023/1/8 12:16:21

ユエトの出身地は北方にあったカラント王国です。彼には弟が一人いて、なんやかんやあって故郷に戻った弟が家を継ぐ一方で、ユエトはルドスにとどまり生涯旅を続けます。アルノルド・サガフィは弟の子孫です。
これらもやはり"世界は繋がっている"というだけのことで、今回の物語には関係ありません。

posted at 2023/1/8 12:20:14

絶対主義的な帝国とは違い、橡平野一帯は前時代的な統治形態で、多様な規模の領主があちこちわちゃわちゃしてまして、ユールに関してはあまり「高貴」って雰囲気ではないのでした。ルドスの北にある森林を所有していた父親が早くに亡くなって叔父が跡を継ぎ、経済的にその世話になっている状態です。→
引用ツイ>twitter.com/fudokift/statu…
posted at 2023/1/8 11:50:00
たぶん叔父はユールに法律学あたりを学んでほしかったと思うんですが、子供の頃から歴史大好きなユールは聞く耳を持たず……。ユールの母親がかつての憧れの人ということもあって強く出られず……。ユールも単なる穀潰しでいるのはさすがに心苦しいのか、叔父の子供達に勉強を教えるなどしてます。
posted at 2023/1/8 11:53:16

 帝国がルドスに大学校を設置したのかというと……
@fudokift 帝国以前に自然発生的に私塾が幾つもできていて、生徒や教師各々の権利を守るために私塾間で横の繋がりが作られ始めていました(このあたり中世欧州における大学創設を参考にしてます)。帝国に併合されて城が空いて、私塾がまとまるのにいい場所が手に入った、という地元民からのムーヴの結果でした→
posted at 2023/1/8 12:46:53
@fudokift 帝国は、自分達から征服地に高等教育機関を設置することはしませんでしたが、新たに支配下に置いたすべての土地のすべての民に、帝国本土と同様に五年間の初等学校を修了することは義務づけました。帝国は北征や東征をおこなえるだけの国力をこれまでにそうやって得てきていたのです。
posted at 2023/1/8 12:57:13


 上で何度かでてきた「世界が繋がっている」という話ですが、これについてはカクヨムのコレクション機能を使って一部の物語をまとめています。
遥けき大地の物語
同一世界を舞台とする物語です。
それぞれ独立した話となっていますので、好きなものから好きなだけお読みください。
(小説の並びは時系列順になっています)

 今回の「切々と望む」も異風祝参加作「渡座の祈り」も、この世界を時間軸で切り分けただけで、他の話の番外編やスピンオフにならないように書いたつもりです。このリストにある物語を全部読まなくても問題ありませんのでご安心ください。
 特に「九十九の黎明」はかなり時期が離れているので、読まなくても大丈夫な話の筆頭です。"始まりの物語"ではあるのでちょっと視界は広がるかもしれませんが。あと、ルドスという名の由来もサラッと出てきます。気がついた人いるかな……?

 以上、こぼれ話にお付き合いくださりありがとうございました!


【関連記事一覧】
「切々と望む」
「切々と望む」こぼれ話ツイートまとめ
風土記系競作「調」 参加作品の感想
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創作関係の呟き:結びの一行、書き出しの一行

 忙しくて三箇月間まとめるの放ってあったけど、その間たいして呟いていなかった……。うん、忙しかったからね……。

#自作小説の最後の1行を晒す

風に揺れる木々の向こう、青い空が、どこまでも広がっていた。(九十九)
天空高く舞う鷲が、名残を惜しむように一声を上げた。(黄昏)
ぬけるような青空のもと、二人はゆっくりと学び舎に向かって歩き続けた。(積木)

この、圧倒的「空END」率の高さよ。
posted at 2018/4/25 08:28:35
はい、と力強く頷く声が、風に乗ってどこまでも吹き渡っていった。(天穹)
ホノカの頭上で、ふくらみ始めた桜の蕾がさやさやと優しく揺れていた。(薄紅)
ラグナは外套の裾をひるがえすと、物見の丘をあとにした。(紅玉)
ありがとう、そんな声が聞こえたような気がした。(月下)

準・空END?
posted at 2018/4/25 08:33:03
たぶん、最後の最後にカメラを引くのが好きやねんな、私……。
posted at 2018/4/25 08:34:37

逆に、書き出しの一文はどうなってんだっけ、って見てみたら、台詞やモノローグで入るものが多かった。一気に物語を開始させよう、って頑張ってるんだろうな。あとは、動きを出したい、とか、そういう。(何故か他人事のように)
posted at 2018/4/25 23:54:19
書き出し、って実は苦手で、毎回物凄く悩んでる。
この辺りのはちょっと狙い過ぎたかな。気に入ってるんだけど。

級友が、死んだ。(かえりみち)
お土産の詰まった鞄を抱え、一年ぶりに故郷の駅に降り立ったアルノルド・サガフィ少尉を出迎えたのは、幾つもの銃口と王都警備隊の制服だった。(帰郷)
posted at 2018/4/26 00:01:05
情景から入るタイプので、気に入ってるのはここらへん。

網の目のごとく絡まる無数の枝が、天を掴もうとその梢を必死に広げている。(積木)
まったき闇の中、幽かに浮かび上がる下草の影を慎重に踏みしめ、男が歩いている。(月下)
posted at 2018/4/26 00:03:49
雰囲気出すぞ! って頑張ったのがこのへん。掴みが成功しているか否かは解らぬ。解ってたら最初っからそういうふうに書くよ!

タカウの家に白羽の矢が立ったのは、小粟の実が頭を垂れ始めたころだった。(林檎)
竜ならざるこの身にも、どうやら逆鱗というものは備わっているらしい。(紅玉)
posted at 2018/4/26 00:07:54

「読みやすい」というコメントを、文章が平板だとか表現の幅が少ないといったマイナス評価として捉える人がいる、という冴吹さんのツイートを受けて。
副詞をどこに置くか、読点をどこに打つか。言葉がまとう細かなニュアンスは勿論のこと、文字そのものが持つ雰囲気も文脈に合っているか。音読した時のリズムは悪くないか。何か違和感を覚えさせる箇所は無いか。「読みやすい」と言ってもらえたなら、頑張った甲斐があったってもんです。
posted at 2018/5/13 21:33:25
何か昨晩に格好つけたこと呟いてましたけど、推敲途中で気力が尽きて、「なんやココ微妙に言葉の座りが悪いような気がするんやけど、もうええわ」って投げてしまうことも(特に趣味の原稿の場合は)ままあるので、生暖かい目で見ていただければ嬉しいです。
posted at 2018/5/14 08:40:29
投稿サイトから自分のサイトに転載するとか、製本するとか、リア友が「今読んでるとこ」と宣言してきたとか、そういった機会に冷静な頭で読み返した時に、間違いなく当該個所で引っかかるので、腹括って根性入れて頭ひねり直して修正かけてます……。最初から頑張れよ自分。
posted at 2018/5/14 08:48:34
商業の場合、不思議なことに「もうええわ」箇所周辺って指摘が入ることが多くて、結果として「もうええわ」と全面対決することになるというね。指摘というのも、文章に違和感がある、といった技巧上のものよりも、内容に関してが殆どなので、たぶん、精度の悪い文章には限界があるってことなんだろう。
posted at 2018/5/14 09:05:11

#私の小説は太陽月星隕石のうちどれですか
私も聞いてみよう!
(なんとなくだけど、結果が見えているような気がしないでもないような気がしないでもない……)
posted at 2018/5/16 21:06:28
結果出てました! 一番が星で、次が太陽。共通項は核融合ですね!(待って

夜空にまたたく無数の星々……宇宙の広がりも感じます(*´ω`*) 投票におつきあいくださった皆さん、ありがとうございました! twitter.com/typ1/status/99…
posted at 2018/5/18 00:13:44

@sousakuTL 某さんの、色恋沙汰を仮に想定しての「モウルは積極的で受動的、オーリは消極的で能動的」という分析が言い得て妙で、ちょっと感動している。
posted at 2018/6/13 16:23:53
@sousakuTL オーリが「愛したい」で、モウルが「愛されたい」ってのも、なんか、こう、すごいな……。自分が与えられなかったものを与えたい。自分が与えられなかったから与えてほしい。どちらも代償行動ではあるわけだけど、この差が、なんとも言えぬ……。
posted at 2018/6/13 16:32:19
@sousakuTL メイン三人については、恋愛関係は未設定で、敢えて深く考えずに置いてあるけど、こんなふうに色々と分析していただけるの、本当に作者冥利……っていうか、物語冥利に尽きます、ありがとうございます。
posted at 2018/6/13 16:38:01
@sousakuTL そういえば、本編も後半に入ればウネンの保護者感が出てくる二人だけど、こいつら一々対応が不器用だよなあ、と思ってたの、オーリは「構いたいけど構い方が分からん」から当然として、モウルは「構ってほしくて構ってる」からアレな感じになってしまってるのでは、とか考えてしまった。
posted at 2018/6/13 17:38:30


↓音が出ます。ボリュームが大きめなため、下部のコントロールバーであらかじめ調節してからご視聴ください
地図屋の少女と、少女の師匠を追う腕利き剣士と切れ者魔術師との、禁じられた知識を巡る冒険譚
「九十九の黎明」ncode.syosetu.com/n2761cz/
――それは失われた知識をめぐる物語。そして「家族」を、それぞれの居場所を探す旅。少女と二人の青年が探索の果てに手にしたものとは。

posted at 2018/5/12 22:29:31
 体調が悪くて何もできなかった時に、スマホの「Animoto」というアプリを使って見よう見まねで作った動画です。
 カクヨムコンの時に宣伝に使用する許可いただいたイラストを、使わせていただきました。皆さんありがとうございました!
拍手
 

創作関係の呟き:美形キャラ

 お久しぶりのツイッタまとめです~。先月は特に、なんかむちゃくちゃ忙しかったからなあ。
#そして、当分バタバタする日が続く予定……。仕方がない。ない。

#創作キャラで一番顔がいいキャラ紹介して
「うつしゆめ」の柏木陸ですな。

"さんさんと降り注ぐ太陽光を受け、茶色味がかった髪が黄金色に輝く。伏し目がちでも判るくっきりとした双眸、通った鼻筋、これだけ距離が離れていても、その整った造形は疑いようがない。"

posted at 2017/12/2 21:53:39
作中で明確にイケメンと言及されてるのって、こいつぐらいだ。
posted at 2017/12/2 21:55:44
#創作キャラで一番顔がいいキャラ紹介して あ、もう一人いたな、美形設定。「天穹に詩う」のマニ。

"マニはそっと柳眉を寄せると、胸元でこぶしを握り締めた。溜め息に合わせて、琥珀の髪が優雅に揺れる。肌は真珠、瞳は翡翠。物言う花、と領主が誉めそやすその見目は、憂いすらも艶に変えるようだ。"
posted at 2017/12/2 22:03:53
「いいえ! どうせ私は何もできない、何も期待されない。家柄も、見た目も、ただ父母から受け継いだだけ。私が持っているものなど、何一つ無いのよ……!」

彼女も自分の見目が良いことを充分に認識してたなー。まあ、領主をはじめ皆から「美しい」「美しい」言われたら当たり前か。
posted at 2017/12/2 22:15:29
(昨日の「一番顔がいいキャラ」、黄昏の皇帝陛下を忘れてた……。登場人物紹介にも「とにかく美形」って書いてたwのに……)
posted at 2017/12/3 08:45:20
「とにかく美形」枠の四人以外、特に顔面の美醜に関して記述していないキャラについては、「まあそこそこ悪くない顔」から「それなりにチャームポインツがあるよ」だったり「フツーにイケメン」だったりと、そんな感じで書いています。
posted at 2017/12/3 09:00:43
主人公の見た目は良さげなほうが、書くのも読むのもモチベーションあがるよねと思うんだけど、無条件な美形にしてしまうと、私の技量では、そのキャラの他の特徴が薄れてしまうような気がしてね……。単に、キラキラしい描写が下手で逃げてるだけという気もするけど(アカン
posted at 2017/12/3 09:07:22
その結果の「通った鼻筋に薄い唇。人目を引く派手さこそないが、それなりの人数にそこそこカッコイイと評されるであろう顔立ちだ。(原田@リドル)」なんてビミョーな記述が出てくるというw こういう、「あと一歩か二歩足りない」描写なら山ほど探せるw
posted at 2017/12/3 09:10:27
「黒い髪は肩までしかなく、化粧っ気もない、襟の詰まった男物の服ばかり着ている変な娘。確か、母親はかなりの美人だった、と記憶している。素材は決して悪くないだろうに、どうしてこんなに自分の性を隠すのだろうか(シキ@黄昏)」
posted at 2017/12/3 09:19:09
主人公に視点を寄せた三人称で書くことが多いから、余計に当人を「かっこいい」「かわいい」「美人」「イケメン」って描写しにくいのもあると思う。他人に評させたり、周囲の人間の態度や肉親の外見から察してもらったり。あとは、見た目がフツーでも行動が格好よければ総合的に素敵に見えるよね作戦。
posted at 2017/12/3 09:24:38
アルノルド・サガフィは、王都の劇場前で見知らぬ婦人二人組に話しかけた際、相手が最初は驚いた顔をするものの、すぐに機嫌よく話に応じてくれるというあたりで、それなりに良い見目をしているんだな(もしくは人畜無害に見えるんだな)、と思ってもらえたら嬉しい。
posted at 2017/12/3 09:28:12
九十九のウネンは、二、三歳下の男の子に見える、という超巨大看板に加えて、本人に顔の美醜についての興味がまったく無いことから、顔面に関する評価コメントが一切出てこないけど、周囲の人間の態度や、オカンがむっちゃ美人だったという情報から、是非とも好意的に解釈していただきたい。
posted at 2017/12/3 09:42:40

モウル、本編でも仲間内なら拗ねたり不機嫌になったり笑ったりとそこそこ素直な反応を見せてくれてましたが、どんなに親密になっても(親密だからこそ?)無防備な照れ顔は隠そうとする気がしますw 即座に顔を背けるか、キレ芸で誤魔化すか。弱みを見せまいと本人必死なんで、許したってくださいw
posted at 2017/11/13 17:03:42
(実に面倒臭い奴である)
posted at 2017/11/13 17:06:41

先日「九十九の黎明」後日譚「記憶」にいただいた拍手コメントがとても楽しかった&嬉しかったのですが、返信不要ということなので、その喜びをラクガキにぶつけました。お納めください。



posted at 2017/12/11 22:21:21
(モウルは絶対寒がりだと思うんですよ……。筋肉足りてないから)
posted at 2017/12/11 22:28:52

黒さ際立つ極楽鳥、光の吸収99%超 求愛に役立つ?」という記事に関しての、冬木洋子さんの「GBさんの九十九の黎明の魔術師の髪の毛の色を思い出した」というツイを受けて。
「声のしたほうを振り向けば、草原の中に一人の青年が佇んでいた。高くも低くもない背の丈に、男性にしては少し華奢な体格をしたその人物は、まったき黒髪をしていた。俗に「魔術師の黒」と謂われる、一切の光を映さない漆黒の髪を。」


posted at 2018/1/10 22:21:56
脊髄反射でラクガキしてしまいました(ФωФ) ……しかし、点目だと、わざわざ「なまあたたかいまなざし」と注釈を入れねばならぬという切なさ……。
posted at 2018/1/10 22:47:01
 2018/1/20追記。
ふと思い立って、先週のラクガキに対して、みにらさんにいただいたリプライ twitter.com/minila00/statu… を図解してみました。

posted at 2018/1/18 20:05:28
以前から、相棒にビシッとツッコミを入れるテオが描きたかったんですよ。
posted at 2018/1/18 20:13:24
拍手
 

魔術の詠唱についてとか諸々

 ツイッタにて、フォロワさん達が創作における魔法の呪文について興味深いやり取りをなさっていたので、そのtogetterのご紹介と、それに触発されて自作についてつらつらと呟いてみたことをまとめておきます。
 途中、話題にお付き合いくださったダイスケさんのツイートも、許可を得て一緒にまとめさせていただきました。


.@bot75317158 さんの「魔法の詠唱談義」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/966484

そういや、今のところ私は自作に「詠唱」そのものを登場させてないなあ。魔術が登場するシリーズは二つあるけど、それぞれ違う理由で描写してない→
posted at 2016/4/24 11:01:46

→黒の黄昏およびその周辺の物語では、魔術のコツを掴んだ(魔力を練ることができる)人間が古代語を触媒にしてちからを使うんだけど、正しくちからを発動させるためには古代語を精度よく扱わなくては行けなくて、それを他人が「きちんと聞き取れるわけがない」という理由で、文章には書かなかった。→
posted at 2016/4/24 11:08:04

→連載中に「呪文を登場させてほしい(意訳」って感想をいただいたこともあったけど。耳慣れない異国の言葉の音を羅列するのも風情が無い(ていうか作者が面倒w)し、舞台世界の言語に訳するのは登場人物的に「それはちょっと違う」って思ったし、悩んだ挙句に呪文の名前だけ出すに至ったのだった。→
posted at 2016/4/24 11:18:31

→そうそう、呪文以外に手指も動かす必要があってな。 「ザラシュは黙って印を組み始めた。シキも、レイも、見たことのない形の印を。/ 彼の紡ぎ出す言葉は、シキ達の知るどの呪文とも違っていた。朗々と響き渡る低い旋律は、唄のように、皆の耳を優しくくすぐって大気中に拡散していく。」って。→
posted at 2016/4/24 11:31:46

→魔術によく似た精霊使いの技に至っては呪文どころか、「詩《うた》」つって、もはやヒトの「言葉」の範疇を越えた「音の並び」って設定なので、当然のように「詩《うた》が風に乗った」みたいな感じで、やはりそのものを描写してないし。いや、さすがにこればっかりは描写のしようがない気がして。→
posted at 2016/4/24 11:42:45

@typ1 このあたり、自分としては魔法の乱用が文明に与える影響を考えてしまうのですよね。そんな便利なら、みんな使うに決まってるじゃん!と。そうすると道具の形からして違うような気がして・・・
posted at 2016/4/24 11:46:29
@boukenshaparty1 そこで、前述の物語世界では、「魔術を練る能力」の有無や力量で使用者が制限されてしまっているのでした。あと、古代語ムズカシイ! きちんと扱えない! みたいなw 道具の発展に影響があるのは当然ですよねえ。ウチでは火薬や通信網の発達が阻害されてます。
posted at 2016/4/24 11:52:08
@typ1 自分の場合は教育が必要(社会的身分で独占されている)+高価な触媒が必要(経済的にペイしない)という二重の縛りをいれています
posted at 2016/4/24 11:54:24
@boukenshaparty1 やはり、そのあたりの「縛り」に落ち着きますねえ。習得の困難さと、使用の際の不自由さ。なるほどです。
posted at 2016/4/24 12:09:46

→紅玉とか炒り豆は黄昏と同じシリーズだけど、魔術が舞台の小道具とか刺身のツマ状態なので、仮に黄昏で呪文を登場させていても、物語の主題が拡散しないように、それらの話では呪文の描写を省いただろうなあ、とか。→
posted at 2016/4/24 11:48:54

→で、もう一つのシリーズである九十九の黎明では、そもそも呪文が「存在しない」。神と契約して一心同体、みたいな。これ、次の次の章で「術を使うというのは、なんというか、頭の後ろから生えている三本目の腕を動かすみたいな感じ」って台詞を出す予定です(ここでまさかの予告w)
posted at 2016/4/24 11:57:45

@typ1 中世世界のリアル設定と折り合いをつけようとすると、どうしても限られた人間の超能力、というところに落ち着きますよねえ。わかります。
posted at 2016/4/24 11:59:50
@boukenshaparty1 そうなんですよねー。超能力。九十九が中世で、もう一つのほうが近世~近代なので、九十九のほうがより原始的な魔術のイメージなんです。ぼんやりとでも伝わっててヨカッタ!\(^^)/
posted at 2016/4/24 12:13:44
@typ1 いつか魔法使用が自由な世界というのを考えてみたいですね。なんか人類の形をしていない気もしますけど。
posted at 2016/4/24 12:11:13
@boukenshaparty1 面白そうです! 人類の形……あれですね、未来人の予想図で文明が進みすぎたせいで手足が退化して頭部がでかくなって……ってあれ。
posted at 2016/4/24 12:17:17

.@bot75317158 さんの「魔法詠唱談義 その二」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/966985
posted at 2016/4/25 09:10:47

.@mizunotori さんの「最近のラノベ系ファンタジーには「呪文」が少ない?」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/137696
posted at 2016/4/25 09:28:10


 呪文の文言を描写すれば、魔術をかける行為そのものに読者の視線を集められるし、劇的な演出にも使えるだろうし、何より上手くハマればカッコイイじゃないですか。分かってるんだけど、分かってるんだけど……、ウチの呪文、長いんですよ。旋律付きだし。
 そういうわけなので、当分は、読んでくださった方の想像力におすがりするつもりです……。

 最後に、自作の魔術がらみのアレコレを、ネタバレにならない範囲で貼りつけておきますねー。

「古代ルドス王国以前、魔術といえばそれは全ての神聖魔術のことを指し示した。アシアスだけではない、もっと沢山の神々に人々は祈りを捧げ、その祝福を受けて暮らしていたのだ。
 そもそも、精霊使いの技と神聖魔術は根が同じだ。現象を司る神に祈って加護を受けるか、物質に宿る精霊に頼んで効果を得るか、ただそれだけの違いなのだ。解るかね?」
  (中略)
「そういう意味では、古代ルドス魔術は実に特殊なのだ。前の例で言えば、精霊や神の意向を無視して、直接的に空気を動かそうというのが、古代ルドス魔術に他ならない。
 古代ルドス王国最後の王が記したとされる魔術書は、そのような、神を介しない『裏』の技だった。それをどのようにして王が知ったのかは、大きな謎だ。なんにせよ、その結果神々への信仰は薄れ、必要不可欠であったアシアスの治癒魔術以外の神聖魔術は姿を消した」
(「黒の黄昏」第十二話第二節より)

 術の練習台、などと自分本位なことしか考えていなかったおのれを恥じながら、マニはゆっくりと両手を前方に差し伸べた。同僚達のように洗練された術でなくともいい、少しでも彼の傷を癒やせたら、そう一心に祈りながら。
 空中に指で印を描きながら、「消炎」の呪文を唱えてゆく。形成された力場が、次第に指先に収束するほどに、マニの心臓は高鳴り、高揚感が身体を満たす。
 今こそ、みなぎるちからを解き放たん。マニは若者の右手にそっと触れると、術を起動させた。
(「天穹に詩う」より)

 鉱山付きの若い癒やし手が、ヤルヴェラに場所を譲ろうと立ち上がりかけて、そのままばたりと床に倒れ込んだ。恐らく、ヤルヴェラが来るまでの「繋ぎ」として、力を使い果たしてしまったのだろう。屈強な男衆がすかさず人の輪から飛び出してきて、倒れた癒やし手を担いでゆく。
 入れ替わりに、ヤルヴェラが怪我人の傍に膝をついた。深呼吸ののち、指で空中に複雑な印を編み込みながら、厳かな声で詠唱を始める。
 静まりかえる室内、どこかで誰かが小さくすすり泣いている。
 長い祝詞を詠み終えたヤルヴェラが、両手でそっと患部を撫でた。その指先から、見えないちからが溢れ出すのが、術の素養のないラグナにもまざまざと感じられた。
(紅玉摧かれ砂と為る」第四節「誰がために」より)


 呪文が存在しない、限りなく超能力っぽい魔術が出てくる「九十九の黎明」は、現在小説家になろうにで連載中です、と、ダイレクトマーケティングしておこう☆
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創作関係の呟き:己の気に入ってる一文を晒す

 ああー、また一ヶ月が経ってしまったー。
「九十九の黎明」の連載を開始したら、またブログも動くと思うのですが、それまではツイッタ転載記事で広告を消しておきますね。

ナノハさんから #好きな組合せを投下してタイプが気になる人を4人指名 という好きカプ暴露バトンをいただきました。
 
尊大と見せかけて実はヘタレな男×芯の強い女、
暴走系男×ツッコミ女、
感情を面に出さない男×感情を押し殺す女。
下二つは男女逆転アリで。
posted at 2015/8/28 22:01:33

昨日呟いてた高校生の時のぽえむ、一番古いやつをプライベッターに上げてみました。痛々しさも一周回って、もはや殆ど他人事ですが、やっぱちょっと恥ずかしいので、フォロワーさん限定公開です。さあ、黒歴史のお裾分けをどうぞw
「平穏」 privatter.net/p/1062048
posted at 2015/9/30 21:19:30
一字一句、原文ママです。タイトルは、大学生になってから変更した記憶がありますが、他は高校生の脳みそ冷凍保存です。「空を駆ける」とか、オマエそれ「翔ける」とちゃうん、と、時空を超えてツッコミを入れたい、ちょう入れたい。
posted at 2015/9/30 21:24:25

#字書きがふぁぼの数だけ己の気に入ってる一文を晒す
 眼下に迫る、灼熱の荒地。
 命の源である太陽の光も、ここではもはや凶器でしかない。容赦なく照りつける陽光は、彼の目を眩ませ、彼の身体を痛めつける。
 それでも、彼は行かなければならないのだ。この世界の来し方を探り、行く末へと続く道を明るく照らすために。(おかえり、はやぶさ)
posted at 2015/10/15 23:07:07
 初めて耳にするその旋律の、なんと禍々しいことか。恐怖のあまり、レイはロイから目を逸らすことができなかった。
 荒い呼吸に、血の滴るような声音が混ざる。
 空気が次第におぞましい色を孕んでくる。
 初めて感じるその「気配」は、底知れぬ闇の香りがした。(黒の黄昏)
posted at 2015/10/15 23:10:41
全然「一文」とちゃうやん、というツッコミは甘んじて受ける。
posted at 2015/10/15 23:12:29
 斜めに降り注ぐ日の光の中に、領主が歩みを進める。まばゆく照らされる足元に対比して、上半身が闇に沈んだ。まるで、暗黒をその身にまとうがごとく。
 マニの胸の奥に、何か冷たいざらざらしたものがせり上がってきた。これが恐怖というものだ、と、その刹那彼女は理解した。(天穹に詩う)
posted at 2015/10/15 23:17:00
 どうでもいいことに頭を突っ込みたがるお節介の行動パターンよりも、小さな子供を狙う変質者の行動パターンのほうが、世間ではより広く認知されている。小学生の女の子(しかも泣きじゃくっている)に声をかけている男子大学生(見るからに胡散臭そう)など、一発通報、即逮捕だろう。(RはリドルのR
posted at 2015/10/15 23:29:04
 煌々と輝く満月のもと、女が優雅に手招きをしている。白い指の一本一本が月の光をすくい上げるように蠢くほどに、剣士の足は主の意に反して、ぎくしゃくと前へと進む。
 口の中に広がる鉄錆の味は、噛み締めた唇から滲むものだろう。だが、痛みは全く感じられなかった。(月下の虜囚)
posted at 2015/10/15 23:36:07
 見通せぬ世界が怖いというのならば、見なければよい。見なければ、認識上それは存在しないのと同義になる。そう、全ては靄の中に。嫌なものも腹立たしいものも全て、ぼんやりとした薄幕の向こうに追いやってしまえばいい。
 ソファに腰掛けた朗は、眼鏡の位置を直して、薄く笑った。(相対する積木)
posted at 2015/10/15 23:45:38
 改まった口調が、ラグナの逆鱗をかき撫でる。途端に、ぞくりと身体中を駆け巡る震え。捌け口を見つけた怒りが、歓喜に席を譲り渡す。
 ラグナは、下目でフェリアを見下ろして、静かに問うた。
「なんとしてでも、と言ったか」
 フェリアが、おずおずと顔を上げた。(紅玉摧かれ砂と為る)
posted at 2015/10/15 23:48:53
 ただ事ならぬ声が響き渡り、僕は死ぬほど驚いて一歩後ろに飛びずさった。
「無事? なぁ、無事? 手ぇ入れた? 手ぇ、無事?」
 こてこての関西弁にも度肝を抜かれ、慌てて背後を振り返る。
 銀色の肌、大きな丸い目。
 そこには、絵にかいたような「宇宙人」がいた。(銀色の守護者)
posted at 2015/10/15 23:51:33
 風がおさまり、広場は静けさを取り戻した。
 降りそそぐ夏の日差しに、霜はゆっくりとその透明感を増さらせ、やがて雫となって、そこかしこで宝石のように輝き始める。
 と、まばゆい光の粒が、辺りにはらはらと舞い降りてきた。(真夏に降る雪)
posted at 2015/10/15 23:59:51
以上9つ。ふぁぼくださった方、ありがとうございました! 楽しかったです!
posted at 2015/10/16 00:03:22

人に見せる文章を書くのって、物語を創るのとはまたちょっと違った楽しさがあるなあ(*´ω`*)  と言いつつ、時々面倒臭くなって色々すっとばしたくなるのだが(せっかち)、そこでぐっと我慢すれば各段に仕上がりが良くなる、ということをこの数年で学んだので、耐えろGB。
posted at 2015/10/20 00:56:50

物語が固まった高揚感のせいか、油断すると文章が酔っ払う。読みやすく、を肝に銘じて、地道に頑張るー。あ、そうそう、キャラ化キャラは、七名全員すとんと収まるところに収まりました。組み上げてみると、なんだかストーリーありきでキャラを作ったみたいに見えてくるんだけれど、→
posted at 2015/10/21 00:54:53
→実は全然そういうわけじゃなくて、チェックポイントしか決まっていなかった山登りに、それぞれのキャラを連れて挑戦したら、「ここ通れるよ」とキャラが思いもかけないルートを見つけてくれて、無事山頂に到達した、てな感じなのでした。ん? 何を言っているのか自分でもよく分からなくなってきた。
posted at 2015/10/21 01:01:20
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7/8までの拍手他、お礼もろもろ

 まずは、いつも拍手をありがとうございます!
 拍手が無い日も少なくない、閑古鳥飼育場な我がサイトですが(むしろブログの方がお客さん多いような気がするのはどういうことなの)、この一週間ほど、コンスタントにパチパチいただけて、パソの前でタップダンスを踊りそうなぐらいに浮かれています。踊れないけど。


 現在、「撞着する積木」電子書籍版購入特典SSを書いているところです。
 後書きのネタバレ防止にブログ記事にパスワードまで設定した以上は、やっぱり特典SSなんかがあったほうがいいかなー、と思いまして、一念発起して書くことにしました。
 オチをつけようとすると、どうしても書くのに時間がかかってしまうため、シーン抜粋やエピソード切り売り的なものにするつもりです。それが一つだけだとあまりにも寂しいので、特典SS用に読んでみたいシーンをツイッタで募集したところ、二人の方に反応いただけました。ありがとうございました。

 というわけで、シーン募集に返信不要で拍手くださった方、ありがとうございます。大層萌えました! 今書いているSSが出来上がったら、早速書いてみたいと思います。
 SSは、出来上がり次第順次ブログにパスワードつきで掲載いたします。また詳しいことは、後日、SS掲載の直前に記事にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 最後にもう一つお礼をば。
 先日、いすずさんからいただいた四コマ漫画をサイト(本館&G倉庫)に掲載いたしましたが、そのあとのちょっとしたやりとりから派生して、またしてもいすずさんが四コマ漫画を描いてくださいました!
「天穹に詩う」のネタバレが含まれていますので、先日アップしたページに追記のかたちでリンクを貼っております。
 いすずさん、楽しい漫画をありがとうございましたv
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「天穹に詩う」

 やっと書けた……! 書けたよ……!

「天穹に詩う」
 文庫本換算45頁。
 異世界FT。癒やし手見習いの娘が出会ったのは、落ちこぼれの魔術師だった。

「地球・環境・自然」あるいは「再生」をテーマとする創作企画ペンギンフェスタ2012参加作です。
 ちょっと知的に地球環境を語ってやるぜ! とか調子に乗ってたら、全然プロットがまとまらないわ、萌えないわ。無理して背伸びすることないサ☆という天の声にしたがって、いつもどおりな路線で突き進みました。
#いつもどおりな路線=「物語が降ってきたから書いた」「降ってきた映像に大層萌えたから書いた」

 選んだテーマは、「再生」です。
 恋愛もの……なのですが、なんだかちょっと違うような。吟遊詩人とかこんな話好きよね、みたいな。何を言っているのか自分でもよくわかりませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
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書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

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