未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧書籍のご案内
   
最新記事
2023/09/18
夢の話3 
2023/09/07
「RはリドルのR」シリーズ「サークル勧誘」 
2023/07/29
TRPGプレイ記・シノビガミ「焔立つ」 
2023/07/11
多田銀銅山遺跡 その2 
2023/07/11
多田銀銅山遺跡 その1 

夢の話3

 はい、忘れたころにやってくる、夢ネタのツイートまとめ(この頃はまだツイートだった)その3です。
 なんか、こう、人間の脳みそってフシギダナー、って気持ちになること請け合いですよ。

用事があって今日は四時に起きたんですが、なんか公共の施設の食堂みたいな、だだっ広くて掃き出し窓に囲まれて明るいけれど殺風景なところでお昼ごはんを食べる夢を見ました。食堂の一角では自分でタピオカドリンクを簡単に作れるらしくて、好奇心から見に行ったら、
posted at 2020/2/18 04:35:13
ソフトクリームを盛りつける機械みたいなものがあり、若い女性がレバーを傾けると、直径15cmは下らない超巨大タピオカがうにょーんと出てきて、背の高いバケツみたいな容器にボットボットと溜まっていき、「無理! こんな量、絶対に無理!」って心の中で叫んでました……。何故こんな夢を……。
posted at 2020/2/18 04:41:18

今朝の夢に某フォロワさんが出てきた。直径30cm高さ50cmほどの円筒形の肉(シルエットは巨大なハムだが夢の中では「牛肉」と認識していた。部位不明・むっちゃ赤身)を持ってきてくれて、一緒に焼いて食べよう!ということだった。しかしうちにはそんな肉が入るでかいオーブンなど無い。
posted at 2020/5/27 08:34:59
なのでフライパンに巨大円柱がそびえ立つことになった。寝かせて焼くにはフライパンが小さすぎたのだ。その時は二人で「これでヨシ!」って頷き合ってたんだけど、いいのかそれで。他にも数人フォロワさんが来る予定で私は部屋の掃除を頑張っていたので、肉がどうなったか分からないまま目が覚めた。
posted at 2020/5/27 08:39:03
(起きてすぐに、「生ハムじゃなかったな……」って思った)
posted at 2020/5/27 08:41:58
 ※お肉を提供してくれた某フォロワさんというのが、生ハムに縁の深い方だったので。

 たまにフォロワさんが夢に出てくる時があるんだけど、実際に会ったことがなくて姿形がわからなくても、夢の中では何故か「この人は〇〇さんだ」という強い確信を抱いているのがとても不思議。

そういえば今年の初夢は小学生が主人公で(物語の観客として登場人物に半憑依しているタイプの夢をよく見る)、なんか悪の組織っぽい人のたぶん悪事を目撃してしまって、開業前の大型ショッピングセンターぽい建物や学校や住宅地を逃げ回る、というものでした。初夢……?
posted at 2022/1/5 08:36:47
目が覚める直前に「ハッ、これは夢!」って自覚することが時々あるんだけど、今回そのタイミングで「久しぶりに面白い夢だなー。前半はポケモンで後半はジョジョっぽいなー」って考えてたのを覚えているけど、何がポケモンでジョジョだったのかはさっぱり記憶にない……なんでや、むっちゃ気になるやん
posted at 2022/1/5 08:43:32

焦げたパンケーキをディスクグラインダーで削る夢を見た。目が覚めた瞬間「なんでやねん」って声が出たw
posted at 2023/5/27 11:16:03
点々と僅かに茶色が残るものの見事にパンケーキの色が復活したところで、「なんかさみしいな」とチョコペンで色を塗っていた。なんでやねん。
posted at 2023/5/27 11:19:35

今朝の夢。同じマンションの友人(誰かわからん)(そもそも私は今マンションに住んでいない)の部屋を訪れたら、床も壁もベッドの上の布団までもが果てのない真っ白な空間に溶け込んだ中に、机や本棚などの家具が本来の部屋のサイズにちょこんと置かれた凄い状況になっていて、心底たまげていた。→
posted at 2023/6/3 09:57:51
「これどうなってるの!?」って訊いたら、そいつ(性別もわからん)は笑って「部屋の内部を特殊な材質の壁紙で覆った」って答えた。ペンタブラックの白版みたいなものだという。布団の上にもそれをかぶせている、と。よく見るとかすかに凹凸が認識できたので「すげー!」ってなったところで目が覚めた
posted at 2023/6/3 10:02:08
無限の空間に見えたものが、一瞬にしてそうじゃなくなった瞬間がすごく気持ちよかった。もう一回この夢を見たい。
posted at 2023/6/3 10:03:19

本日の夢。三国志関連の本を友人が読み上げてくれているんだが、なんでか「貂蝉」と書かれている箇所をことごとく「劉備」と読んでいて、内容がとんでもない事になっていた。誤植ではなかったから、読み間違えている? てかこんな間違え方する? いやもしかして私が間違っていた? と不安になって→
posted at 2023/6/18 10:21:42
→WEBで「貂蝉」を検索しよう、ていうか入力の際の変換で正解がわかるはず、とスマホを出すが、何故かソフトウェアキーボードが表示されない。困っていると、あら、こんなところにBluetooth接続の外付けキーボードが!
……しかしそれはとてもキーボードとは思えない代物だった。→
posted at 2023/6/18 10:23:27
→スーパーの精肉売り場でよく見かける鶏もも肉のパック。縦14cm横20cm深さ3cmの発泡スチロール容器に鶏肉が詰まっていて、ラップがこんもり盛り上がっている。値札シールもついてる。ラップの上からの触感は間違いなく肉で、うっすらと結露していた。これが外付けキーボードだという。なんでや。→
posted at 2023/6/18 10:26:48
→しかしさすがは夢の中、私は何の疑問も持たずそのキーボードを受け取り入力しようとする。だがキーの表記もなければ境目もなく、「このへんが『A』のはず」とラップを押すが入力されるのは「S」。何度押しても「A」が「S」になる。難易度の高さに戸惑う前にパック肉であることに戸惑ってくれ私。→
posted at 2023/6/18 10:28:02
→四苦八苦しているうちに目が覚めたのだが、起きてからしばらく、「なんでこんな夢を????」って自分の脳みそが理解できなかった……。なんでこんな夢を????

――そもそも「貂蝉」って入力するのに「A」は必要ないんよ……。
posted at 2023/6/18 10:28:42



【関連記事一覧】
夢の話1
夢の話2
夢の話3
拍手
 

「RはリドルのR」シリーズ「サークル勧誘」

 ン年ぶりですが、「RはリドルのR」に新作エピソード「サークル勧誘」を追加しました。

 台詞だけ抜き出すと完全に性別不詳な女子大学生と、彼女に天敵認定されたお調子者の先輩男子大学生による、時々謎解き、時々どつき漫才。
 今回の話は、時系列でいうと「自由への扉」と「忘れ物」の間に位置します。「自由への~」のラストシーンである学科の新歓コンパから数日が経ったある日、主人公のヒカリは友人とともにとあるサークルの勧誘を受けるのですが……。

 →「RはリドルのR」サイト版
 →カクヨム版(サイト版と同じ)
 →なろう版(地の文と台詞の間などに適宜空行有り)

 カクヨムの学園ミステリ大賞にかこつけて、新作を書き下ろしました。8/9の時点で「ざっくりとしたアウトラインしかまだできてません」とかツイートしてて、8/28に完成したのですが、お盆休みは帰省だのなんだので全然書けなかったし、二週間で約二万字ですね。遅筆な私にしてはむちゃくちゃ頑張りました。
 このシリーズは主人公達のやりとりを書くのがすごく楽しくて、今回の話も超ご機嫌で執筆していました。もしかしたら過去最高に楽しかったかもしれません。読んでくだされば、私がどこをどれだけウキウキと書いたか一目瞭然だと思います。お蔭様で、既にお読みになった何人かの方々から「笑った」と言っていただけて、心の中のラオウが「わが生涯に一片の悔いなし!!」ってなってましたね!

 今回、「RはリドルのR」を一からカクヨムに掲載するにあたって、新作以外にもかなり手を入れました。
 なにせ初出が2010年ですからね。って、13年前?嘘やん?マジ?
 ケータイをスマホに変えるのは勿論、あちこちを平成から令和仕様にアップデートしましたよ。あと、原田が言うところの男子校のノリ(婉曲表現)を整理したり。
「自由への扉」では、穴だらけだったというか「面倒だから、なあなあでいいか」って投げっぱなしにしていた部分を、きっちり調べ直して反映させたら、文字数が1.5倍になりましたわ。13年前の私の適当さ加減に泣きそうです。
 あと、「忘れ物」でのキーアイテムについて、執筆当時あまり深く考えずに書いていたせいで、センシティブな部分をかなり雑に扱ってしまっていたんですね。数年前から気になっていたんですが、この機会になんとか修正いたしました。物語の筋は大して変わっていませんが、ニュートラルな視点を意識することができたと思います。

 今回の修正で、既存各話のボリュームがどう変化したか、文庫本換算で記しますと、
「無音の響き」 35ページ → 40ページ
「自由への扉」 23ページ → 37ページ
「忘れ物」 20ページ → 24ページ
「消えたサドル」 20ページ → 19ページ
「昔日の夕日」 25ページ → 24ページ
「無礼者」 5ページ → 15ページ
 (減ってるやつは、空行を一律一行に統一したせいですな)

七不思議を探せ」の執筆もあって設定とか色々と整理できたので、そのうちにまた新しいエピソードをお届けできたらと思います。どうかのんびりとお待ちください。
拍手
 

TRPGプレイ記・シノビガミ「焔立つ」

 狼子さんオリジナルシナリオ、シノビガミ「焔立つ」の記録です。
 ココフォリアとディスコードを使用して、オンラインでの半テキセで二日間遊んでまいりました。



 GM(ゲームマスター)は狼子さん。PL(プレイヤー)およびPC(プレイヤーキャラクター)は以下のとおり。

PC1 五百森望(PL:乗州さん
 鞍馬神流。過去に美しき忍神の姿を目撃したことのある高校生。背景から生き様、その葛藤まで、すごくヒロイン(!?)でヒーローでした。他PCから「少年」って呼びかけられるのがとてもイイ。

PC2 阿部令士(PL:私)
 鞍馬神流。忍神によって滅ぼされた里の生き残り。当時(10年前)は大学生で、路頭に迷いかけたところを親切なお姉さんに拾われ、現在も同居中。

PC3 斑鳩 ハイト(PL:奥沢さん
 隠忍の血統。ふらりと人里にやってきて、事態を見守るモフモフ使い(違います)。人が紡ぐ「物語」を愛すがゆえの、望少年との距離感が尊かったですご馳走さまでした。

PC4 凪楽伊舞(PL:まほそさん
 斜歯忍軍。見事に馴染んですっかり皆の人気者になっている旅人。見た目可愛いちんまい女の子が、おばば口調で喋ったり、自分よりも年上に見える人間を「少年」とか「若者」とか呼ぶの最高かな。


 舞台は忍神の噂がたった山奥の村。一見のどかなこの村に、あれやこれやの理由でこの四人が集合し、温泉につかったり、火器マッサージ???を受けたり、飴ちゃんを配ったり、歯ごたえバツグン熊ボタン鹿鍋を食べ……食べたのか……? なんやかんやあって忍神の復活を阻止してまいりました。

本日は狼子さんGMのシノビガミ『焔立つ』にPC2で参加しました! 阿部令士(32)、鞍馬神流のシノビです。色々拗らせてるキャラ造形にしたら、別の方角からすごい致命傷(比喩)を喰らいました……。密かに抱えていたBIG☆LOVEをお披露目する機会はあるのでしょうか。続きは来週! 楽しみです!
pic.twitter.com/iGL1zi3oJ4
posted at 2023/6/17 22:36:39

 自PCのキャラ概要を貼りつけときます。

 最初はもっとオッサンにするつもりだったけど、10年前に学生だったほうが色々とおいしそうだったので、こんな感じになりました。
 今回初めての上忍キャラなんですが、PLのヘッポコ度との兼ね合いで、PCの自己評価は低くなっております。皆これぐらいフツーだろ、って。オレがアベレージだ。――生き残っちゃった負い目というか、そんな感じということにしといてください。

狼子さんシナリオ/GMのシノビガミ『焔立つ』、無事使命達成! 真っ直ぐひたむきな少年(PL乗州ジョーさん)と、少年を導くクールガイ(PL奥沢一歩さん)と、若者達を見守るムードメーカーなロリおばば(PL蕗ノ下まほそさん)と一緒に過去を清算してきました。BIG☆LOVE フォーエバー。面白かった!
pic.twitter.com/wTvu4NUqaD
posted at 2023/6/24 22:20:16
PC1の五百森望くん。運命に魅入られて大いに悩み揺れた16歳、それでも真っ直ぐ前を向く姿が眩しかったです!

posted at 2023/6/26 22:29:58
PC3の斑鳩ハイトさん。葛藤する望くんの様子をつかず離れずの位置から静かに見守りつつ、時に問いかけ、彼の決意を見届ける姿に痺れましたね……。

posted at 2023/6/26 22:32:50
PC4の凪楽伊舞ちゃん。屈託なく望くんや令士といった若者達(令士も伊舞ちゃんから見れば超若い)の背中を押してくれる、痒い所に手が届くナイスアシストにすごく助けられました!

posted at 2023/6/26 22:33:56


 これからこのシナリオをプレイするかもしれない人のためネタバレしないように、となると、感想がむちゃくちゃ抽象的になってしまうんですが、PCとシナリオの関わり方がとてもバランスよくって超好みでした。各PCに想定されていたであろう見せ場と、各人のロールプレイがカチリと嵌まった瞬間がすごく気持ちがよくてねえ! シナリオそのものが、PCそれぞれを上手く引き立たせてくれるの、本当にお見事です。

 また、PLの皆さんが各々の役割を見事に演じきっていたのが、素晴らしかったです。
 望少年の、葛藤からの決意もだけど、令士への心臓を一突きにするかのようなあの問いかけ……!! 受けた瞬間、「うおぉお、これ映画だったらいわゆる名シーンって謂われる場面ちゃうん!」「そして名シーンになるかどうかは私のロールプレイにかかっている! 無理か!」って脳内が大騒ぎでしたよ!
 ハイトさんはハイトさんで、思い悩む少年の「物語」を――心の奥底までをも――見通したい、知りたい、しかし下手に構えば少年の「物語」に自分の色が混ざってしまうかもしれない、けれども若さゆえに躊躇い足踏みをする少年の姿はやはりまどろっこしくて、お前の本当の願いは奈辺にありや、……という、ポジションが格好よかったです。
 伊舞ちゃん、マスコット的癒し要素を猛プッシュ、と思いきや、ここぞという場面でとても自然に少年の背を押したり、なんでもないというふうに令士の躊躇いを払拭したり、暗闇に惑うPC達の足元を上手いこと照らしてくれるのが流石でした。あと、個人的に、ハイトさんの達観した態度を一瞬だけとはいえ剥ぎ取った「おばばパワー」にニコニコしてしまいました。


 以前書いたように、私は物語の登場人物を関係性で捉える癖があるので、今回はGMの協力を得てシェアハウスのお姉さんを設定しました。10年前に学生、という設定にしたのは、生活力が無いのを見かねたお姉さんが、しばらく自分と一緒に住めばいいよ、って声をかけてくれるように、という計算でした。
 寝室は別、共用スペースあり、家事は分担……といいつつ、実は早々に令士が家事全般を担当するようになって、令士が「そろそろ独立するか」と思っても、お姉さんの生活能力が頼りなさすぎて出ていくに出ていけない……というのはGMからの提案です。なにこれ素敵。

 一緒に住んでるけど一線は越えてなくて、むしろ令士にとっては世話になってる恩人ていうか人生の師匠って感じで、だから上忍になって取得した二つ目の奥義は指定特技がお姉さんに関わるものとなっているし、なんなら奥義の名前もお姉さんにちなんでます。山ほど盛ったぞ、クソデカ感情!(フンス
 立ち絵の中華シャツも、お姉さんがお揃いで用意したものをぶつくさ言いつつ大人しく着ている、という設定です。服装に無頓着だから買ってもらった服を素直に着る30歳……。

 とまあ、こんな感じなので、同卓の皆様には、ゲーム中の阿部令士の胸中を解っていただけましたでしょうか。はい。


 ドラマティックな展開を、手に汗握るバトルを、たっぷりと堪能いたしました。
 楽しい時間をありがとうございましたー!
拍手
 

多田銀銅山遺跡 その2

多田銀銅山遺跡 その1」の続きですー。

 青木間歩の入り口の写真にあるように、坑口の左脇から山へ登ることができ、少し上に行けば路頭掘りの跡が見られます。
 悠久の館で見た映像資料によると、過去に実験で坑道で煙をたいたところ、この路頭掘り跡からも煙が観測されたそうです。


 悠久の館からの道に戻り、北に80mほど歩くと、青木間歩の水抜通風穴跡を川の向こう側に見ることができます。木に隠れて見えづらいですが、写真の右から1/3ぐらいの所に写っています。


 更に山のほうへ進めば、日本鉱業(株)多田鉱山事務所跡がありました。土台の石積みだけが残っている感じですね。


 事務所跡から見える坂の上方には、岩肌が剥き出しになった場所が目立っていました。
 これも史跡の一つ、多田銀銅山の大露頭です。



 瓢箪𨫤の「𨫤」とは鉱脈のことです。瓢箪というのは、この北にある瓢箪間歩と同様に豊臣秀吉が由来となった名前なのかと思ったら、『生野鉱山の地質鉱床特に金銀鉱床について』という論文の10ページ目にも瓢箪𨫤という名前の鉱脈が記されていました。生野銀山も秀吉の直轄だった時期があるから、同じようにネーミングされたのかな? それとも、含有鉱物や地形などのなんらかの条件によって定義された「瓢箪」という一般的な鉱脈の呼び名が存在するのかな? 素人がピャッと調べた程度ではよくわかりませんでした。
 ちなみに、ここの瓢箪𨫤については、主な鉱石鉱物は、斑銅鉱・黄銅鉱・自然銀・輝銀鉱、その他の銀鉱物多田銀山の歴史と鉱物採集兵庫の山々 山頂の岩石より引用)、だそうです。

 大露頭のすぐ北側には、現在は立ち入り禁止の台所間歩がありました。


 そこから更に100mちょい北へ、鬱蒼と木々が茂る山の中へと道を進むと、先ほどちらりと名前を出した瓢箪間歩があります。やはり立ち入り禁止。




 ここから更に北へハイキングコースを辿り、道の駅いながわで家族と合流する、という手もあったんですが、暑いし飲み物も尽きたので、道を戻って悠久の館から山向こうの住宅地にあるイオンモール猪名川で、アイスでも食べながら迎えを待つことにします。

 途中、青木間歩のすぐ南にある金山彦神社に立ち寄りました。


 鳥居をくぐってすぐのところにある案内板。


 これは裏側から見た拝殿。なるほど懸崖造り。


 趣のある境内。休日だったので下の道はそこそこハイキング客が行き来していたけれど、ここは完全に無人でした。


 さて、悠久の館から600mほど道をくだったところ、道の脇に螺旋階段がありました。ワクワクするあまり写真を撮り忘れたのでストリートビューのスクショを貼りつけておきます(←リンクからグーグルマップに飛べるので、色んな角度から見てみてください)。

 ぐるぐると螺旋を二周し、渡り廊下を渡った先に更に上へ行く螺旋階段がもう一つ。こうやって山の急斜面を越え、住宅地の端っこに出るわけです。

 途中の渡り廊下には史跡案内板が二つありました。どうやらかつてこの真下を旧道が通っていたようです。この史跡の存在は完全にノーチェックだったから、偶然に感謝です。


 番所跡は木々がワッサーと茂っていてよく見えませんでした。


 三時間ちょっとの短い探索でしたが、楽しかったです!!
 資料保存も兼ねて写真をぺたぺた貼りまくったため、やたら長い記事になりましたが、お付き合いありがとうございました。
拍手
 

多田銀銅山遺跡 その1

 先月に多田銀銅山遺跡を訪れた記録です。

 多田銀銅山は、兵庫県猪名川町にある産業遺構です。少し東に行けば大きな住宅地が広がっていて、比較的アクセスしやすい場所にありました。

 たまたま家族がその隣の市に用事があり、行き道は「悠久の館」という資料館の前まで送ってもらうことができたので、楽々のスタートです。

 銀山地区の入り口に立っている案内板。


 悠久の館には鉱山の歴史についての説明があり、鉱物や道具などが展示されていました。同じような大きさの鉱石と普通の石が用意されていて、実際に手に取って比重の違いを確認することもできます。予想以上にしっかりと重さに違いがあって、「なるほどー」ってなってました。
 展示室の片隅にはPCがあって、江戸時代に描かれた多田銀銅山の絵図を、地図に照らし合わせながら見ることができました。どうやら多田銀銅山には、現在一般見学者が確認できる間歩(まぶ:坑道の江戸時代の呼び名)のほかに更に四つほど間歩があったそうですが、今は近づくこともできないようです。

 館内は原則撮影禁止。展示物によって一部例外的に撮影可の印があったけれど、個人的に「まぁ写真に撮るほどでもないかー」と思うものだったので、ここではカメラは使いませんでした。
 代わりといってはなんですが、オリジナル絵葉書、四枚組200円を購入。施設管理費の足しにしていただければ……(入館料無料だったのです)。

 悠久の館のすぐ裏を流れる野尻川(銀山川)の向こう岸には代官所跡があります。
 写真は、展示室を出たところにある、対岸を臨んだ案内板。絵図の当該箇所が載っているのがありがたい。


 で、実際に見える代官所跡はこんな感じ。解説がなかったら何が何だかさっぱりわからないところでしたね……。


 悠久の館の、道を挟んだ反対側には、一段高い場所に駐車場と「悠久広場」がありました。
 精錬所の跡地とのことで、広場の一角にレンガ造りの溶鉱炉の一部が復元されています。


 これが、実際の煙道の跡。広場北側の斜面、フェンスの外側にひっそりと、これも解説が無かったらわからなかったに違いないです。


 この説明板は数十センチの高さがある台の上にあって、写真を撮るのにちょいと苦労しました。さすがに台によじ登るわけにもいかないからね。


 これも。上のよりは低い台だったけど、全文を写真に収めるのを諦めていますな……諦めがよすぎる。


 さて、悠久の館前の道に戻って、山のほうへ。
 これは、野尻川にかかる銀山橋を渡ってすぐの川縁にあった平炉跡。


 更に進んで、唯一内部が一般公開されている青木間歩へ。


 見学することができる坑道は昭和に掘られたものなので、歩きやすいです。


 外の気温は25度だったけど、中は14度。


 温度計のあった場所で、坑道は右手に折れます。
 湿度が高くて奥のほうは靄って見えた……けど、写真だとあまりよくわからないのが残念。そこかしこから水が滴る音が聞こえてきて、何度か水滴を頭に受けてヒャッってなりましたw




 隣接する江戸時代の手堀り坑道を、フェンス越しに垣間見ることができます。


 これも、


 これも、江戸時代の坑道。真ん中あたりに緑青が見えますな。


 同じくフェンスの向こうに見える立坑を見上げて写真を撮った……んだけど、なにがなんだかよくわからんというね……。上からちょろちょろと水が流れ落ちてきています。



 長くなったので、続きは次の記事に。
拍手
 

#ことわざの一部をドーンに変えるとなんか楽しい

 過去ログを調べている過程で発掘したツイートが、あらためて自分でもちょっとツボったので、この際だからまとめておきます。 

藪をつついて蛇をドーン! #ことわざの一部をドーンに変えるとなんか楽しい  窮鼠猫をドーン! ひょうたんからドーン! 焼け石にドーン! 無理が通れば道理がドーン! #仕事しろ
posted at 2014/5/11 11:39:14

逃がした魚はドーン! #ことわざの一部をドーンに変えるとなんか楽しい  「この池の魚は、全部俺のものだ! 他の誰かに獲られるぐらいなら、いっそ……!」 アカン、変な妄想スイッチ入った。
posted at 2014/5/11 12:17:27

二階からドーン! 「私が悪いのは分かってる。でも、あいつが、このことをバラされたくなかったら言うことを聞け、って……。もう耐えられなかったのよ……! だから、私は、あいつを階段の上から……!」 #ことわざの一部をドーンに変えるとなんか楽しい はずがなんだか殺伐としてきたよ。
posted at 2014/5/11 12:25:02

あと、「ローマは一日にしてドーン!」とか、殺伐ネタばかり浮かんでくるんだけど、いい加減離脱します……。
posted at 2014/5/11 12:26:02

拍手
 

創作関係の呟き:水干の話とか筆名の話とか

 いつもにも増してとりとめがないですが、春からの分をまとめておきますー。

立ち絵のために水干の構造を調べたんだけど、襟の紐の片一方が背中心についてる理由がわからん。その紐を前側の紐(こちらは襟の端についてる)と結ぶ際、最短距離の首の右側を通す方法と、首の右側で前の紐と交差させて折り返し、首の後ろから左側へ一周させる方法の、どちらが正解なのかもわからん。

posted at 2023/2/18 22:00:37
 上の絵は「最短距離の首の右側を通す方法」を採用しました。
背の中心に縫い目があるなら、そこを縫い合わせる時に紐も一緒につけるんだろうな、って思えるけど、でも実際は水干も狩衣と同じく背中に縫い目は無いみたいなんだよなぁ。理由があるからその位置になっているんだろうけど、ほんとどういうことなんだろう。
posted at 2023/2/18 22:25:20

フォロワさんと妹尾河童さんの『河童の覗いたインド』の話をしてて、自分があの見聞録シリーズで好奇心の抱き方というか物事に対する意識の向け方を学んだことにあらためて気がついた。
引用ツイの写真は大学三年の時のメキシコ旅行のメモの一部。河童さんリスペクトでクロッキー帳持っていったなぁ。
メモの、今パッと公開して大丈夫そうな部分を写真にとってみました(すぐに調子に乗る
トゥルム遺跡の「なんかしらんが くずれててせつない」とか、アホそうなコメントに我ながら生ぬるい気持ちになるね!


posted at 2017/8/5 14:48
posted at 2023/2/25 18:56:00

#並べてわかるタイトルのヘキ
新しいものから順に。ヘキ、とは…🤔

切々と望む
越えてぞ行かまし八重垣を
行きつけの本棚
一枚の写真
歌え、歌え、君の歌を
猫と姉さんと私
ライオン、子ライオン、孫ライオン
七不思議を探せ
しづ心なく
血濡れた手形
渡座の祈り
待ち合わせの途中
その時、その場所で
posted at 2023/5/28 09:25:21
ヘキといえるのか微妙だが、いけると思ったらすぐダブルミーニングをぶち込みたがる。
しづ心なく
九十九の黎明
鏡にのぞめば
薄紅まといて

既存タイトル・フレーズをもじるのも好き。
越えてぞ行かまし八重垣を
七不思議を探せ
紅玉摧かれ砂と為る
RはリドルのR
上記以外のは何かと似てても偶然。
posted at 2023/5/28 13:00:17

電書デビュー時に「今後幅広いジャンルで活動するつもりなら人間っぽい名前にしたほうがいい」と言われてよそゆきの筆名をつけました。 筋金入りのへっぽこ&間抜けなので末那識から「ま」を抜いて那識。名は男女どちらでも使えるものの中から思い入れのあるものを選び読みやすさを優先して平仮名に。
引用ツイ>twitter.com/tenpurasoba4/s…
posted at 2023/6/23 09:18:11
その際に「『GB』だと男性向け漫画家っぽいイメージがある」とも言われて、ちょっと驚いたものです。
posted at 2023/6/23 09:19:14


 以下は、ツイッタの仕様変更やらなにやらの混乱に絡んでの諸々。
Misskey私も登録してみました。
misskey.design/@typ1

くるっぷもアカウントを作るだけ作ってあります。
crepu.net/user/typ1

インスタはカレーのアレとは別に普通のアカウントも作成しました。
www.instagram.com/gb_nashiki/

万が一Twitterが使えなくなった時にはよろしくお願いいたします
posted at 2023/4/28 22:36:27

モーメントが使えなくなってしまったので、min.t でまとめ直しました。ありがとうございます!

「九十九の黎明」にいただいたイラスト min.togetter.com/pbgrSpf #ミント @min_t_officialから
posted at 2023/4/30 23:24:50

ツイログはトリアタマな私の外部記憶装置です。いつもありがとうございます、本当にお世話になっております! 有料化してもついていくつもりです!
引用ツイ>twitter.com/ropross/status…
posted at 2023/2/4 17:42:01

ツイログは自分のツイートを記録できるとても便利なツールでした。シンプルに時系列でツイートが一覧できる以外に、日付やメンション相手、ハッシュタグでピックアップする機能や、正確で漏れの無い検索など、過去のツイートを参照する際にどれほどまでに助けられたか。今までありがとうございました!
引用ツイ>twitter.com/ropross/status…




posted at 2023/4/7 22:15:03
ツイログ復活万歳!

twilog.togetter.com
posted at 2023/5/25 20:40:02
 いつどこに旅行したとか最後に破傷風のワクチン打った日付とか、ツイッタはもはやライフログになってるので、過去の記録を確実に参照できるツイログは本当に便利なのです。サービス再開してくださって本当によかった。

 そんなわけなので、ツイッタ本体にも、できれば今までどおりのサービスを続けていただけたら嬉しいんだけどなあ。課金するのはまったくやぶさかではないんだけど、もうちょっと運営方針が落ち着かないことには如何ともしがたく……。
拍手
 

イラストをいただきました

 GWにMACKさんからいただいた「九十九の黎明」(カクヨム / なろう)のイラストを、サイトに掲載いたしました。

 →頂き物 九十九の黎明 モウル

 得意げな表情のモウルです。とてもイイ顔です最高です。是非ともサイトに見に来てくださいませ!

 MACKさん、素敵なイラストをありがとうございました!
拍手
 

TRPGプレイ記・平安CoC「黒妖の月」

 戴星さんのオリジナルシナリオ、平安CoC(クトゥルフ神話TRPG)「黒妖の月」の記録です。忙しかったりなんだりで四箇月も寝かせちゃったけど、ブログに載せる用のキャラシートも作っちゃったし、あらためてまとめておきます~。

 KP(キーパー:ゲームマスター)は戴星さん、PL(プレイヤー)はテイクさん狼子さん、私、の三人。ココフォリアは情報の提示やダイスロールのみに使用し、プレイそのものにはDiscordの音声チャットを使ったボイセ(ボイスセッション)で、二日かけて平安時代の京都で遊んできました。

長谷景時(PL:テイクさん)
 鎌倉を治める受領。「鎌倉殿の13人」と呼ばれる13人の部下を引き連れ上洛。身分もあれば武器も(技能も)ある、非常に頼もしい存在。

流柄カノト(PL:狼子さん)
 右京に居を構える薬師。コミュ強で町民の皆さん(特に女性)の人気者。ダイス運の結果、困った時に駆けつけてくれるファン(!?)を獲得。

我天慶(PL:私)
 西寺所属の下っ端仏師。師匠は文慶、そのライバルは理慶、というネタがセッション中に爆誕しましたw

戴星さんオリジナルシナリオ、平安CoC『黒妖の月』 KP:戴星さん、PL:テイクさん、狼子さん、私。美人に弱い下っ端仏師PCで、頼もしい武士殿とモテモテ薬師殿と一緒に京の都を探索してきました。聞き込みの際は、和歌で相手の心の鍵を開けちゃうぞ☆(違うそうじゃない
楽しかった! 続きは来週!
posted at 2022/12/3 21:47:53
和歌表には多種多様なフレーズが幾つも用意されていて、ダイスを振って出た目に対応したフレーズを繋げて和歌?を作り、その和歌?を(どうにかこうにかうまいこと解釈して)詠むことで、交渉を有利に運べるのでした。出目によってはすんごいのができるらしい……楽しみダナー
al_730戴星🌗卓羅将 @al_730
すっかり遅れたが、土曜晩は、拙作クトゥルフ平安『黒妖の月』第2陣前編!
ガテン系仏師・仕事しない薬師・邪魔者はすぐ斬っちゃう鎌倉殿の面々!😁
乱れ飛ぶ和歌の数々!今回も和歌表大活躍!!笑
2陣だが、4回目ではまたすっかり中身を入れ替え、どこに着地するのかは作成者も知らぬ!🤣
愉しー!ww

posted at 2022/12/5 23:49
posted at 2022/12/6 09:43:46

戴星さんオリジナルシナリオ平安CoC『黒妖の月』、全員生還!
出目が悪くて仏師(PL私)の鑿パンチは空振りばかり、薬師(PL狼子さん)の攻撃はなかなか通じず、頼みの綱の鎌倉殿(PLテイクさん)がロボになったり(違う)カマクラニウムなる超金属が爆誕したり(これも違う)、波乱のラストバトルでした。
posted at 2023/2/18 19:12:27
我がPC、最後に「めがね、めがね」ならぬ「かたな、かたな」ってあわあわ地面に這いつくばってたら、見ていないところで大変なことが起こって全てが終わっていましたw 
問題が解決して、異国に新たな鎌倉(?)を作る(??)という鎌倉殿に同行して西方へと旅立った、仏師の活躍にご期待ください!w
posted at 2023/2/18 19:23:19

 ラストを締めくくる皆の和歌を以下に貼りつけておきます。


 これは和歌表が生成した我天慶の旅立ちの歌。


 同じく和歌表による景時殿の船出の歌。


 そしてこれは、異郷へ旅立つ二人を見送るカノトさんが自分で詠まれた歌。こういうのをサッと創れるの、すごいです!


 気がついたら、鎌倉殿もきちんとした自作の歌を詠んでおられた……くぅーカッコイイ。

 私はというと、「西方の地に行ったら、木だけじゃなくて石を彫る技術も会得して、新しい鎌倉(???)に鎌倉殿の堂々たる石像を作ろう!」などと与太話を披露して終わりましたw
 PC的にはシリアスな状況でも、KPもPLも笑いが絶えない、とても楽しいセッションでした!
拍手
 

イラストをいただきました

 一月にぽちさんにいただいていた「九十九の黎明」(カクヨム / なろう)のイラストを、サイトに掲載いたしました。

 →頂き物 九十九の黎明 モウル

 顔も良ければ手も最高なモウルです。忙しかったり体調崩したりで五か月近くも寝かせてしまってましたが、拝見するたびに大歓喜してしまう手フェチな私です。もう最高。

 ぽちさん、素敵なイラストをありがとうございました!
拍手
 
 

新着

■コメント
2021/01/14:GB(那識あきら)
2021/01/12:へい
2018/09/07:GB
2018/09/07:冬木洋子
2017/11/30:GB
■トラックバック
2010/09/05:はやぶさが来るよ!

書籍

『リケジョの法則』表紙
『リケジョの法則』
¥647+税
発行:マイナビ出版

電子書籍近刊

『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』表紙
『工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ』
¥550
発行:パブリッシングリンク

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします